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　　　古い物　　　ポポン

　「私の家の古い物ってどこにあるんだろう」
一番身近にあるのは、アルバムかな。アルバムはいつ見ても、懐かしく思うものだ。でも私の家にはアルバムよりも古い物がある、それは、テーブルだ。多分私が生まれる前からいえにある。傷だらけだし、日に焼けてほとんど茶色。家族みんな新しいテーブルに変えたかった。そして、こないだ新しいテーブルに買い換えたのだ。私と弟わもう嬉しくって嬉しくってテーブルにほっぺたすりすりしまくり。知らない人から見たら大丈夫かこの人たち、と思われると思う。でも、ずっと使っていたテーブルから離れるのは、なんだか寂しい気もする。
　古いテーブルは今考えるとよく頑張ってくれたと思う。私の食べこぼしにもたえ、すごい強力な洗剤で、ゴシゴシこすられてもたえ、弟のよだれにもたえた。とっても我慢強いテーブルだった。
　私のおじいちゃんは、沢山の優勝カップを持っている。昔お相撲さんだったらしい。話しを聞くとかなり長くなるから、聞いたことは無いけど、すごかったらしい。優勝といえばわたしいままでで2回優勝したことがある。それも、2回とも今年。トライアスロンと、水泳大会で。トライアスロンのほうは、かなり立派な物をもらってしまった。
　人間にとって古いものとはなじみのあるもので、離れようと思ってもなかなかはなれることのできない物なのだ。

　　　講評　　　jun

　まず、ポポンさんが生まれる前からある古いテーブルについて紹介してくれました。長い間、家族と一緒に過ごしてきたテーブル。このテーブルは、ポポンさんや弟さんの成長をずっと見守ってきたのですね。新しいテーブルに買い換えるのはうれしいけれど、古いテーブルに別れを告げるのはさびしいというポポンさんの気持ちはよくわかります。
　おじいさんの優勝カップは、話が長くなることを覚悟の上で、おじいさんに取材をしてみるとよかったと思います。今度、じっくり話を聞いてあげてください。それにしても、おじいさんは相撲で、ポポンさんはトライアスロンと水泳で優勝しているとはすばらしいですね。
　一般化は、とてもよくまとめました。古い物は、なじみがあるので、離れようと思ってもなかなか離れられないとはそのとおりですね。

▲「こないだ」→「この間（あいだ）」

■「書き出しの結び」を忘れずに。