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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生物の関わり合い   サニー

 今、人間が自然をひどく痛めつけた結果、自分たちの命にまでひどい影響が及んでいる。ある農民は言った。「硫安かければミミズは即死しちまう。ミミズがいないと土が固くなってどうにもならねえ。」ミミズは1㎡当たり13.3匹くらい住む。そして、それらのミミズが排出してきた糞はすさまじいものである。ミミズの絶え間ない働きが、有機土壌の形成に大きな貢献をしてきた。「土が死んだ」ということ、それは「ミミズが死んだ」と言うことだというのは、実に深刻な事態である。<要約>僕は、小さな生物が自然界で役割を果たすことは良いと思う。
 その一つ目の理由は、どんなに小さな生物でも、地球規模の大きな生態系に関わっていて、それが絶滅したりすると、連鎖が起きて生態系が大きく変わってしまうからだ。他の生態系が崩れて起きることの例として、ミツバチが挙げられる。アメリカのミツバチは農薬によって免疫力が落ち、生命力が落ちた。その結果、養蜂家や蜂に受粉をさせる農家などが困っている。
 二つ目の理由は、小生物を汚いといって殺しまくっていると、清潔すぎて免疫力が落ちるからだ。今の子供たちは、昔の子供に比べて寄生虫に寄生されている割合が少ないために免疫力が落ちたという説があるくらいだ。
 確かに、僕も最近、蛾が絶滅して蝶が繁栄しても食物連鎖や地球環境に影響はないのではないか、と思ったことがある。カイコ以外はきれいな蝶がいいとさえ思う。また、人々を困らせる蚊やヒルなどの小動物はいらないという意見もあるが、細かな些細なことで地球に関わっている。「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである。」という名言がある。ミミズのように一見醜い生物でも、世界全体の土壌に良い影響を及ぼしてくれている。だから、僕は、小さな生物が自然界で役割を果たすのは良いと思う。僕は、これからもっと自然を愛し、戯れていこうと思った。

   講評   komiko

サニーくん、こんにちは! 小さな生物の役割についてしっかりと地球上で起こっていることを踏まえて意見文が書けましたね。

 「要約」は、工夫してぬき出してくれました。「是非の主題」で「僕は、小さな生物が自然界で役割を果たすことは良いと思う。」と挙げてくれました。「理由一」で「どんなに小さな生物でも、地球規模の大きな生態系に関わっていて、それが絶滅したりすると、連鎖が起きて生態系が大きく変わってしまうからだ。」と挙げて「社会実例」ではアメリカでのミツバチの免疫力の低下についてていねいに書いてくれました。その実例についての「途中の感想」が入れられるともっとサニーくんらしさが伝わりますよ!「理由二」で「小生物を汚いといって殺しまくっていると、清潔すぎて免疫力が落ちるからだ。」と挙げた後に「社会実例」として寄生虫に接する機会が減って免疫力の減った現代の子供について書いてくれました。ここでは「体験実例」として身の回りのアレルギー症状などを引き出してもいいですね。「途中の感想」をここでも入れられるといいですよ!第四段落では「反対意見への理解」として「確かに、僕も最近、蛾が絶滅して蝶が繁栄しても食物連鎖や地球環境に影響はないのではないか、と思ったことがある。カイコ以外はきれいな蝶がいいとさえ思う。」と自分の意見を踏まえて反対意見へとつなげられました、さすがサニーくんですね。「名言の引用」「是非の主題」の後で「僕は、これからもっと自然を愛し、戯れていこうと思った。」と素直な優しい気持ちでまとめてくれました。頑張ってくれましたね!

 次は11/11(火)に電話をします。長文を読んでの意見文ですので「私達が日常(感)」をしっかりと一日二〜三回音読しておいて下さいね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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