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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   木登りをしたこと   かもも

 「あぶないから降りなさい」
すくすくスクールの先生にちゅういされ、木から降りた。もう木の葉もかれ、落ち始めたころだ。もう風が吹くと、身震いをしてしまいそうだ。
 これは、今から二年前か三年前の話だ。前に通っていた学童がなくなって新しく学校にすくすくスクールができた。私は一年生の時に学童に通い二年生と三年生の時はすくすくスクールに通った。学校には大きな木がたくさんあった。私と友達はその中から銅像の近くの大きく、立派な木に登って遊んだ。その木は、剪定がしてあり、とても登りやすかったのを今でも覚えている。私はまだ幼かったからあまり登れなかったけど、少し登っただけでも視線が少し高くなって楽しかった。それはまるで、猿になったみたいだ。高さは人を楽しくにも怖くもさせるものだ。私が三年生の時に木登りやウンテイの上に登るのは禁止された。でも私は登るのがくせになっていて、いつもすくすくスクールの先生に注意されていた。
 人間にとって高さとは、楽しかったり怖さを与える。例えばジェットコースターに乗った時に、楽しめる人と怖くて泣く人がいる。ジェットコースターが嫌いな人は恐怖感を持つだろう。高い所が好きな人は、ほかに観覧車や展望台も楽しめる。高い所が嫌いな人は楽しめなくてかわいそうだなと思う。私は前者だからジェットコースターも観覧車も展望台も大変好きだ。母が言うには、馬鹿は高い所に登って喜ぶと言っている。
「あぶないから降りなさい」
今、耳元でそんな声が聞こえた気がする。私にとって高い所は楽しい所だ。

   講評   ita

 こんにちは、かももちゃん。「う〜ん、面白い。」これが読み終えた第一声です。テンポの良い文体と木登りに対する思いを客観的に書けていて安心して読み進められました。いい感想文です。高いところから見る世界はいつもの世界より小さくて、気持ちがいいよね。小さい頃の気持ちを思い出しました。
【第一段落】
 非常にいい! 秋と言っても晩秋を思わせる表現です。四季を感じさせる文章が書けるってすてきですね。
【第二段落】
 木登りについて詳しく書けました。説明調の文章なのだけれど、どういう行動を二人がとっていたのか読み手が十分想像できる内容です。よくできました。
【第三段落】
 できれば「前の話・聞いた話・調べた話」を入れて話題を広げてみよう。
【第四段落】
 一般化の主題となんと「書き出しの結び」がよく出来ています。余韻の残るいい文章ですね。
  

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