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　　　H先生のことをはなします　　　ビクトリア

「・・って、ちがうでしょ！」
「わははははは！」
みんな先生のおもしろさに大わらいしました。
　わたしのたんにんの先生はH先生です。とてもおもしろい先生で、きびしさも、やさしさもちょうどいい先生です。
　前、こんな出来事がありました。H先生とみんなで国語のじゅぎょうをしている時に、「広い言葉とせまい言葉」を学習していました。たとえば、広い言葉は動物、せまい言葉はねこ、みたいな感じの学習です。その時に、KさんとIさんがこう発言しました。
「ちがうよ！広い言葉は牛で、せまい言葉はH先生！」
「あー、広い言葉は牛で、せまい言葉はH先生・・ってちがうでしょ！せまい言葉は、SとSでしょ！（KさんはS、IさんはSという名前です。）」
H先生は、おこりながらそう言いました。するとみんな、まるでかばみたいに大きな口をあけてわらいだしました。おもしろかったなあと思いました。
　2年生の時の先生は、S先生といって、とてもきびしい先生でした。おこりだすと頭からつのが生えてきてすごくこわいのです。でもみんながおりこうにしているとやさしいのです。今はH先生の方がいいと強く感じています。
　わたしは、やっぱり、おもしろい先生はいいなと思います。みんなを明るくして、元気にしてくれるからです。わたしも、もし先生になるならばH先生みたいなおもしろい先生になりたいな。

　　　講評　　　onopi

　楽しそうなクラスの雰囲気がよくわかる書き出しの工夫ができています。言った人たちのようすが書けているのもいいですね。生き生きとそのときのようすを書くことができていると思います。クラスのおもしろい国語の授業をエピソードとして書くこともできました。いい先生ですね。生徒を笑いのうずに巻き込むなんて、そうなかなかできることではありません。きっとみんなの人気者の先生でしょう。（まるでかばみたい）にわらうあなたたちの姿をそうぞうするだけで楽しいクラスの姿が目に浮かびます。去年の先生は、またちがうタイプの先生だったのね。（おこりだすと頭からつのがはえてきて…）なんて、ユーモアのある書き方がそのこわさを少しやわらげてくれるような気がします。さいごに自分だけが思ったことが書けました。さいごになりましたが、題名のダジャレいいですよ。すごいなあ。