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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   思い出がつまっているもの   ひろ

 「わあ、なつかしいなあ。」
 ある日、ビデオテープのかたづけをしていたら、ぼくが幼稚園だったころのお遊ぎ会のビデオテープが出てきた。ぼくは、早速見てみた。ぼくと、お母さんは、
 「ああ、○○君だ。」
とか、
 「○○君変わってないなあ。」
とか、
 「あれ、この子だれだっけ。」
とか言って、盛り上がった。ぼくは、幼稚園の時の、お遊ぎ会の練習の時に先生が、
 「ふらふらしないで、しっかりやってね。」
と言ったので、しっかりやったら、先生が、
 「よくがんばってできたね。」
とほめてくれたことを、今でもよく覚えている。
 お父さんが小学一年生の時に、アポロ十一号が、人類で初めて月にとう着した。その月が見たくて、天体望遠鏡を買ってもらった。その天体望遠鏡は、金属のつつが一メートルほどあって、色は白で、木でできた三脚の上にのせて使う。そのころのお父さんの身長より高くなり、とても大きな、天体望遠鏡だと思ったそうだ。まるで、アポロ十一号のロケットのように見えたそうだ。初めて見たときは、しょう点があっていなくて真っ白だったので、ねじを回してあわせたそうだ。それで月がくっきり見えた時はうれしかったそうだ。ところが、星を見終わった後、毎回毎回天体望遠鏡を箱にしまわないといけない。小学生のお父さんにとっては、三脚から、大きな望遠鏡を取り外すのが大変だったそうだ。そのため、だんだんと箱から望遠鏡を出さなくなってしまった。気がついたら、おしいれのおくにしまわれていたそうだ。その望遠鏡がぼくの家にきて、お父さんは、三十五年ぶりに、望遠鏡を組み立てて、また月を見ようとしたけれど、何かがこわれていて、見られなかった。その望遠鏡は、捨てられずにある。
 人間にとって、古い物とは、いろいろな思い出がつまっているものだ。
 ぼくは、これからも古い物を大切にしていきたいと思う。
 「ああおもしろかった。また見ようね。」

   講評   tama


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