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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私たちは長い間、木綿と(感)   黒魔女さん

私たちは長い間木綿と木の中で暮らしてきたが、明治以降、それを捨て、人工材料をおいかけてきた。しかし、たとえば、木は切られたときに第一の生を断つが、建築用材として使われると再び第二の生が始まり、その後何百年も生き続ける力を持っている。また、木は生育した土地で使われたとき、いちばんしっくりとして長持ちする。私たちは機械文明の恩恵の中で、工学的な考え方に信頼をおくあまり、数量的に証明できるものにのみ真理があり、それだけが正しいと信じすぎた。だが、自然が作ったものは、コンピューターでは解明できない側面を持っている。
 例えば、「花」。きびしい自然の中で元気に生きている花と、人間がつくりあげた花とでは、どちらが美しいだろうか。そんなのきびしい自然の中で元気に生きている花が美しいにきまっている。どんなに人間がつくった花がきれいに出来ていたとしても、強風にも負けず虫にも負けず一生懸命に生きている花こそが強くて美しいのだ。「自然の風」と「クーラーの風」を比べてでもそうだ。ザワザワっと木々たちがゆれる、かすかな風と機械から出てくる風とでは、どちらが気持ちの良い風だろうか。確かにクーラーは夏になると、神様みたいに思えてくるけど、クーラーの風にあたりすぎると体によくない。しかし、自然の風は気持ちいし、体にも悪影響がない。
 父に「使えば使うほどよくなるもの」は何かと質問してみた。父は「グローブ」と答えた。買ったばかりのグローブはとってもカチカチだ。でも、何年も使っているうちに手ににじんできて、すごく使いやすくなる。と、父が言っていた。私のグローブは一年も前から使っているので、けっこう柔らかくなってきて使いやすい。きっとプロ野球選手のグローブもすごく柔らかくて、使いやすいグローブなんだと思う。
 人間にとって人工のものとは、簡単で便利だけど「大木は風に折られる」ということわざがあるように自然の良さ、自然の大切さをみんなでもう一度見直すべきだと、私は思う。

   講評   harako

     
造花と自然に咲く花、エアコンの風と自然の風を比べて書けました。造花には枯れない長所がありますが、花は枯れてしまうからこそ美しいと感じるのでしょう。夏の夜にクーラーを消し忘れて、朝起きたら鼻水が・・・なんて経験はありませんか。山など涼しい場所でキャンプをしたときのことなど、黒魔女さんの体験をくわしく書いてもいいですね。
「使えば使うほど、よくなるもの」で、グローブを挙げるところが、黒魔女さんらしいですね(^w^)。使うほどに、手になじんできますね。イチロー選手は試合後、毎回1時間かけてグローブをみがくと聞いたことがあります。感謝の気持ちと大切に使う心がけが、あのようなスーパープレーを産み出すのかもしれません。人工のものは、大量生産ができて便利ですが、大切につかおうという気持ちが薄れてしまいがちです。良いものや自然のものを長く大切に使うことが、私たち現代人の課題ですね。
                                 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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