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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ああすればこうなる   かよま

「ああすればこうなる」これが現代社会で最も意識される事である。しかしこれは重大な弊害を生み出している。その一つが、時間が変質してしまうことだ。大人は、何がどうなるか分からない漠然とした未来を「ああすればこうなる」を意識することで「予定された未来」、つまり現在に変えてしまうのだ。しかしどうやっても予定された未来にはならない老化や死といった、自然なことについては、意識しないためにそれを徹底的に排除する。そうすることでさらに世界が現在化するのである。それは非常に良くない。と養老孟司は言っているが、私は予定を立て、それに沿って行動することも大切だと思う。
理由は二つあるが、まず一つ目として予定通りに行って初めてできることもあるからだ。二つ目として目標があったほうがより沢山のことができるからだ。人間は目標なしに漠然と努力するよりも、目標を立て、それを実現しようと努力するほうが力を発揮できる。例えば、最近の新聞の広告で見たのだが、500円、100円、500円、100円というように500円と100円を交互に1日ずつ貯めていくと1年間で10万円になるそうだ。で、何の広告だったかというと500円と100円が入るカレンダーがあって、それを売りつける広告だったのだが、10万円ためられそうな気がした。(あくまで大人ならば、だが)目標を決めてこつこつ努力するとすばらしい結果を生むことがある。
確かにこの瞬間を生きるということは大切だろうが、子供の時に自由に生きても、結果として未来の選択肢が狭まってしまう。それよりは予定を立てて計画的に生き、時々自由を楽しむというほうがより理想的ではないだろうか。作家のマーク・トウェインは「10月。株に投資するには最も危険な月の一つだ。それ以外の危険な月として、7月、1月、9月、4月、11月、5月、3月、6月、12月、8月、2月がある。」と言ったが、株にはリスクが伴うように、自由に生きるには予定を立てることも必要なのである。

   講評   hira


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