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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   冬の冷水に触れると悲鳴が走る   ★takenoko★

 日本の大地に根をおろした稲は、沢山の実りをあげてくれました。沢山取れれば倉庫に蓄え、保存することができました。佐賀県の吉野ケ里遺跡からは、矢の刺さった人骨や、頭の無い人の骨などが出土されています。水を求めて、きっと激しい戦争が繰り返されたに違いありません。力の強い村が、力の弱い小さな村をのみこんで、より大きな村になっていきました。大きな村々がやがて一つになって小さな王国になっていきました。
 お米。これは日本人に欠かせない穀物です。僕は、この前、一人でお米を炊いてみました。まずは、お米を二合ぴったしケースからとります。僕は(これが昔のお金だったんだ!じゃぁ、僕は今からお金を炊き上げる???)と思いました。ボウルの中にぴったし二合のお米を入れたら、その中に水を入れます。「ぎゃぁ!」と言いたくなるような冷たさでした。まるで、裸で冬のフィンランドを歩いている感じでした。「ぎゃぁ!冷水」を入れたら潰すようにかき混ぜます。水が白くなったらすぐ水を替えます。(と、本に書いてありました)それを四回ぐらい続けます。このときの注意点は、高速でお米を潰すようにかき混ぜ、水を速く捨てるというところです。それから、ゆっくり二、三回ゆっくりかき混ぜます。そうしたら、水を捨て炊飯器の中に入れます。その中に水を「二合」というところまでいれます。あとは炊飯器のボタンを押すだけで完了です。僕は、(うわぁ!簡単だぁ!!でもハリー・ポッターやドラえもんがいたらもっと簡単だろうなぁ。)と思いました。昔の人はどうやって炊いていたのかな?と、知りたくなりました。それから中国や韓国、ベトナム(他のジャポニカ米地域)にも炊飯器はあるのかなぁ?とも思いました。あと、もち米とジャポニカ米の差は?インディカ米地域のお米の炊き方は?乾燥地帯でもお米はできるの?僕は前、田植えをしました。あの大量の苗からどのぐらいできるの?などと色々な疑問が浮かび上がってきました。僕はまさに、「農業は文明」だ、と思いました。
 僕は、ずっと前の学校の合宿で「飯盒炊飯」をしました。僕はかまど担当でした。まずは木を持ってきます。それからマッチで火をつけます。と言っても最初は全然つきませんでした。三十分後には「キャンプ・ファイヤー」状態でした。なので急いで火を弱くしました。それから牛乳パックを火の中に投げ入れました。F君が蜘蛛を燃やしました。それからお鍋(お米が入っている)をかまどに置きました。火が大きすぎると焦げるし、小さすぎると時間がかかります。なので温度調節が大変でした。火の粉が舞い上がるのを見て舞いった!と思いました。結果・・・お鍋の蓋をあけると、焦げの無いおいしそうなご飯が出来上がっていました。周りから「WOW!」と歓声があがりました。ちなみにとなりのグループは新鮮な生ライスでした。(日本人大好きお米はやっぱりおこげじゃなきゃ派の人は不満を言っていました)やっぱり、外で食べると違うなぁ・・・と思いました。
 僕はこの話を読んで日本はお米が無いとどうなっているんだろう??と思いました。今でもお米は家の戸棚ですくすくと眠っています。(お米って眠るの!?)

   講評   jun

 「三文ぬきがき」は言うことなし。長文の内容がよくわかる文をうまく抜き出すことができました。ただ、「三文ぬきがき」というキーワードを忘れずにね。
 似た話の一つ目は、一人でお米を炊いた話を書いてくれました。お米を炊くのは炊飯器ですが、お米を研ぐところはかなり本格的ですね。実際に自分でお米を炊いてみて、★takenoko★君の頭には、さまざまな疑問が浮かび上がってきたようですね。その疑問一つ一つについていつか調べてみたらおもしろいと思います。「農業は文明」とは、まさにそのとおりですね。
 二つ目の話は、飯盒炊飯の話が書けました。炊飯器と違って、火加減を調整しなければならないところが大変ですが、それだけに達成感がありますよね。★takenoko★君のグループは、おいしいご飯が出来上がってよかったですね。それにしても「火の粉が舞い上がるのを見て舞いった!」とは、見事なダジャレです。
 最終段落では、感想を書いた後、情景で結ぶことができました。お米は、戸棚の中で眠りながら出番を待っているのでしょう。
                               

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