対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
『ボクがベルナのめになるよ!』を読んで きおあ
「ベルナのめになる」っていうのは、どういうことだろう。最初、本の表紙の題名を見た時、ぼくは思いました。
ベルナは、ラブラドール・レトリーバーのもう導犬です( 名前)。M君という、小学一年生の男の子がいました。ベルナはM君のお母さんのもう導犬です。目の不自由なお母さんにやさしくしてあげます。
ベルナが一番がんばっているとぼくが思ったのは、夏の暑い中でもお母さんとおでかけしていることでした( 数字)。ハアハアして( 音)( □○□○)、つかれているだろうな。もし、ぼくがベルナだったら、
「もうしんどいから、外に出かけないでいっしょにお留守番しようよ。」( 会話)
と、言ってしまいます( 途中思ったこと)。でも、そうしたら、M君のお母さんは行きたい所に行けないし、悲しいだろうな。もう導犬は、どんなにしんどくても、つらくても、目の不自由な人と歩くことをがんばっているので、ぼくは、本当にかっこいいなあ、と思います。そんなベルナは、まるで、暑い中でも絶対にがんばるぞ、という気合で行進している兵隊みたいです( たとえ)。
そのベルナも九才の時、白内しょうという病気で目が見えなくなってきてしまいました。もう導犬は、目が見えなくなってお仕事もできなくなったら、よそのおうちのペットにさせられてしまうそうです。ぼくは、そのことを知って、ものすごく悲しくなりました。なぜかというと、ベルナは、ずっとM君の家族といたいのに、はなされてしまうからです( 理由)。
でも、ベルナは助かりました。というのは、M君が、
「ぼくが、ベルナの目になるから。」
と、言ったからです。ここで、ぼくは、「ベルナのめになる」ことは、M君が、目の見えなくなったベルナを助けてあげる、ということがわかりました。そうしたら、ベルナはうれしそうに、もうスピードでしっぽをふっているようです。
実は、ぼくの祖父母のおうちでもラブラドール犬を飼っています。アニーという名前で、十才のメス犬です。アニーは、ベルナと同じで白内しょうになってきています。だから、お散歩に行ったら、電柱にぶつかったり、つまずいたりして悲しそうな顔になります。それでも、アニーは、ぼくの顔を見ると、うれしそうにしっぽをふってくれます。そして、アニーは、
「わたしのおなかをなでてちょうだい。」
とあお向けになります。アニーは元気いっぱいだから、電柱にぶつかっても、つまずいても、うれしそうに散歩に出かけます。
ぼくも、M君と同じように、アニーの目になって、アニーといっしょにくらしていきたいです。
ベルナ、アニー、目が見えなくても、いっぱいお散歩しようね。ぼくは、絶対に車とかにぶつからないように、助けてあげるからね。( 結びに思ったこと)
講評 hamura
長いかんそう文がしあがりました。がんばりましたね。どんな本をよんだか、その本をよんでどう思ったか、というかんそう文でだいじなことを、みな書けています。じょうずです。
絵もかけました。ラブラドールも大きくかけていますし、たいようも大きくかけているのがいいですね。犬とおさんぽするときは、やっぱりはれていると気もちがいいです。
だい名をきいたとき、わたしも、どういうことかな、と思いました。さいごにきちんとわかったことを書いているのが、とてもよいです。この話を、しっかりとよめているからです。
本の中で、犬がつかれてもがんばるようすを、きおあくんのことばでたとえられました。また、「もし」をつかって、じぶんにおきかえて考えられているのも、かんそう文を書くときに、とてもたいせつなことです。よくできました。
アニーの話を入れたのは大せいこうです。ただ頭でかんがえるだけでなく、じっさいにかっている犬とくらべたり、思ったりしたことを入れることで、本の中のことをもう一度かんがえられるからです。 すばらしいかんそう文です。次は清書です。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |