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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   独裁と民主主義   ゼニガメ兵

 陰謀理論とは、社会化現象がそれをひきおこそうとたくらんだ個人もしくは集団の陰謀から生じてくると主張する理論だ。したがって、この理論にとっては陰謀家を探し出す事が主な課題となる。例えば、戦争、不況、失業といった社会的現象は大企業とか、帝国主義的戦争屋、はたまたシオンの長老たちの陰謀の結果だという。悪の帝国による世界制覇の野望とそれに対して果敢に戦う主人公といった少年マンガのレベルにおいてのみならず、大の大人にとっても、CIAの謀略とかフリーメイスンの陰謀といったことで複雑な出来事が簡単に絵描きされるのは、耳に心地よいらしい。今、ある人が家の購入を切望しているとしてみよう。彼はさまざまな住宅会社を訪ねたり、住宅フェアに顔を出したりするであろう。加えて、彼はできるだけ安い価格で家を購入したいと望んでいるにちがいない。しかしながら、彼が購入者として住宅市場に現れたという事実は、原理上、需要を高め、彼の意に反して価格を上昇させる。ここにあるのは、まさに資本主義社会の特定のメカニズムだ。現在、民主主義、社会主義、そして独裁主義の三つの政治がほとんどの国を動かしている。この中で問題が多いのは独裁主義だ。その国のありとあらゆる人々が独裁者によって操り人形と化している。私たちはそれに対し、民主主義を守っていくべきだ(引用)。方法は二つある。
 第一の方法、いくら大事な事があるからといって他人の主張をそらさない事だ。最近話し合いがわずらわしいと僕は感じている。政治の世界で話し合いで解決するのが目標とはいえ、大した結果がこない。それゆえに国民の声にも聞かなくなってしまう。もし、こういう政治の世界で一人でやっていた場合は、独裁者にもなりかねないだろう。つまり自分たちの主張ばかり取り組まず、他人の主張を取り組んだ方がいいと僕は思う。もしかしたら、そこから重要な答えが見つかるかもしれない。政治がそんなことにも気付かないなんて僕は呆れて物も言えなくなる…。(複数の方法A)
 第二の方法、間違っていると思うならいつでも反対勢力を起こしても構わない。そうなるように精神を鍛える事だ。歴史実例としては、島原の乱が一番当てはまる。キリスト教を信教していた武士や人々はキリスト教を禁教した徳川家康に反対勢力を起こした。この軍の頭は天草四郎。約17才という年少の頭だ。キリスト信教軍は砦を占拠。徳川軍はあまりの勢力で抑えるのに手を焼いてしまう。しかしキリスト信教軍は弱みを叩きつけられ、敗軍。戦った人々と天草四郎は戦死した。自分たちのまわりでは間違った行動を起こす人々が何100人もいるとしたら…。反対勢力を起こす以外考えられないかもしれない…。(複数の方法B)
 確かに、民主主義は能率が悪いかもしれない。しかし、みんなの総意を生かして物事を決めていくのが大切だ。『鶴の一声』ということわざがある。人間の社会は、誰か一人の声で物事が決まってしまう。しかしそれはあってはならない事だ。話し合いしたのち一つの物事を決めるか、それとも反乱を起こしたのち物事を決めるか、どちらかを選ぶかは人それぞれだ。

   講評   iyu

方法 ー 自分たちの主張ばかりでなく、他人の主張にも耳をかすことですね。大事な答えはどこにあるかわからないからこそ、色々な人の主張を聞くべきですね。また、精神をきたえて、自分の正しい道を切り開くことも大事ですね。

主題 ー 民主主義を守っていくべきだという意見に対して、反対意見は民主主義は能率が良くないかもしれないが、みんなの意見をきくことは大事だとまとめることができましたね。

歴史実例 ー キリスト教を禁止した徳川家康の例をあげることができましたね。

 構成図は実際の作文の前段階の文章構成を考える上で、大事です。簡単でもいいのでかいてみてください。



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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