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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   朝寝坊   黒魔女さん

 「うーん。どこ?私の布団はどこ?寒いー。早く返してよー。」
と、私自身が夜中にけったのに、私は朝から足でゴソゴソ布団を探している。半分寝ぼけているが・・・。布団を直すと中がまだ暖かいので、再び寝てしまう。しばらくして、五時三十分に設定されている目覚まし時計が鳴るので、「カチッ」と止め、それからだいたい十分たってから起きる。少し寝て、起きて。また少し寝て、起きての繰り返し。一回では、どうしても起きられないのだ。私の家は、学校がものすごく遠いので、朝早くから出発しないと間に合わないのだ。登校するたびに、
「学校の近くに住みたいなぁ。」
と思うぐらいだ。
 「チュンチュン」
小鳥が鳴いている。もう朝か・・・。かすかに目が開いた。
「うーん。おかしいな。いつもより外が明るいような気がする。」
不思議に思い、時計を見ようとしたけれど少し不安だった。
「もし、遅刻していたらどうしよう・・・。だめだ。もうこんなクヨクヨしている暇はない!一二の三で一気に見てしまおう。せーの!一、二の、三!」
チラッと時計を見てみた。
「えっ!」
目をこすってもう一度見てみた。
「ヤバイ!もう六時十五分?あと十五分しかないじゃん!」
いつもは五時三十分に起きて、一時間後には出発するという予定なのだが、四十五分も遅れてしまった。私はベッドから飛び降りて、急いで支度した。着替えは5分!
「早く着替えなきゃ!あーもー!こんな時によって、リボンがなーい!どこだー!」
やっとのことでリボンを見つけた。残りの十分でご飯を食べた。
「歯磨きもしなくちゃいけないから、米はいらん!」
と、もうスピードでおかずやヨーグルトを食べた。まるで、誰かと早食い競争をしているかのように・・・。
「すごい!間に合った。私でも必死にやれば、テキパキ動けるんだなぁ。(笑)」
と、改めて思った。
 私の父は、
「寝坊したことがないから、朝寝坊という言葉を知りません。」
と、言い切っていたが、本当かな?(笑)父は、五時二十分に目覚まし時計を設定しているが、いつも五分前に目が覚めるそうだ。軽くストレッチをしながら、目覚まし時計が鳴るまで待ち、起きたらすぐに朝ご飯を作る。そして、ちょうど六時に犬の散歩に行くのだが、二匹もいるので大変だそうだ。たまに一つ下の妹が手伝っている。犬にエサをあげて、それからやっとのことで、自分の朝ご飯を食べるそうだ。目覚まし時計が鳴る五分前に目が覚めるなんて、なんともうらやましい話だ。父は、私に比べてとっても忙しい朝をいつも送っているのだ。
 「早起きは三文の得」ということわざがあるように、せっかく起きたのなら布団が暖かいからと言って、再び寝ず、サッサと起きて準備も早く終わらせば後が楽だと思う。私もそういう癖をなおして、父のように充実した朝をすごそうかなと思った。
「私の布団はどこ?あっ!あったあった。」

   講評   harako


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