対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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雑草と花と自然 あほーどり
「私」の家の前の道路は舗装されておらず、草が茂っていた。ある日、隣のおばあちゃんとエノコログサについておしゃべりをして仲間意識を持ったが、次の春に、そのおばあちゃんが「私」の家の前に生えていたスミレを雑草として片付けてしまった。さらに数年後には道路は舗装され、雑草は消えてしまった。
(要約)
まだ私が在学中のとき、私の小学校のグラウンドはゴム製であったが、私が中学に上がった直後に土へと変えて、小さな林まで作ってしまった。私は、この都会の中でお金をかけてよくやるなあ、と思った。子供が外で遊んだり、自然に触れる機会が少なくなってしまっているので、これ自体は子供たちにとって良い影響を与えるのかもしれない。しかし、木が急に成長するはずもなく、結局はどこかに生えていたものを持ってきたのである。それは自然にとって良い事では決してないだろう。(前の話)
私の母はガーデニングが趣味で、花壇に種を蒔いて花を育てているが、庭に生えているそれ以外の雑草は当然のように抜いている。今までその光景を疑問に思ったことはなかったが、よく考えてみれば育てられる花と抜かれてしまう草花の差は人間からみて綺麗かそうでないか、である。
人間にとって自然とは大きな家のようなものである。(一般化の主題)大気や自然環境なしに人間は生きては行けない。自然を破壊したり、自分たちの住みよいように変えてしまうのは自分の家を壊しているようなものであり、結局は自分たちが将来住みにくくなってしまうのである。(例え)
散々自然を破壊し、やっとその大切さに気づけたのであるから、今後は金儲けよりも自然を守ることを世界が考え、地域ごとでも、まずは自然を意識するところからはじめなければならない。
講評 hota
要約は、「草が茂っていた。」のあとに、「三年前まではその路地は、さまざまな人や動物の散歩道として利用されていた。」も入れておくと、皆の憩いの場として存在していた道の様子がよく分かります。
「似た話」の1文目、「まだ私が在学中のとき、私の小学校のグラウンドはゴム製であったが、私が中学に上がった直後に土へと変えて、小さな林まで作ってしまった。」は、少し係り結びがおかしいです。「私がまだ小学校に在学中、校庭のグラウンドはゴム製であった。それが、卒業の直後に土に変えられ、小さな林まで作られた。」としましょう。
「一般化の主題」よいですね。項目も全部入りましたし(ただし書きの入れ方もOKです)、感想文の体裁も整いました。あとは、実例をいかに書き込むか、というところで、そろそろ目標字数を意識してみてください。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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