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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   役立たずに見えてもそうじゃない   スケートねこ

新聞とうものをまるで読まないと言い切っている人がいるが、朝手洗いで新刊書の広告を読むのが最大の楽しみだという人もいる。広告も小さい下の書籍欄のように仲よく並んでいるのは、チャーミングな店舗であるが、全面広告のようなものはどちらかと言えば、香具師の口上じみているから、レイアウトを楽しむけれど、「眉つばもの」と聞きながす傾向がある。本についても音楽についても、しかるべき欄ではなく、コラムの方から得られる情報の方に生き生きとした関心をよぶものが多いというのは、情報の活性化の面でちょっと気にとめておく必要のある事実かもしれない。私は、行間や余白をもっと気にかけるべきだと思う。
まず行間や余白をもっと気にかけるべきだと思う第一の理由としては、行間や余白のような、役に立たなそうなものが、重要な役割を果たしているからだ。学校でも、教科書からだけ教えているのでは、やはり、最初はちゃんと授業を聞いていても、じき飽きて聞かなくなることは多い。だから、時々先生は自分の体験などを話してくれると、また授業に集中できる。去年、そんな授業を楽しく教えてくれる先生がいた。誰かが居眠り気味になると、いきなり黒板をたたいたり、自分小さかった頃の話をしたりなどその授業に例えて教えてくれた、そうすると、その生徒だけではなく、クラス全員がちゃんとまた授業に集中する。無理に聞かせるのではなく、何か面白いことを使って集中させるということはとても良いことだと思った。
また、行間や余白をもっと気にかけるべきだと思う第二の理由としては、もしそれがなかったら、疲れてしまうからだ。たとえ小さなことでも、何かきっかけがあると、誰でもやりとげることができる。学校の休み時間でも、スポーツの間の休憩でも、何かほかのことが考えられることができると思うと、がんばれるような気がする。私はアイススケートをやっていて、夏はいつも二時間ごとに休憩がある。その十分間の休憩の間に、友達と話したり、おやつを食べたりなどリハビリのようなことをしている。収入増と労働時間短縮のどちらを選ぶか(朝日新聞社 1997年)のデータによると、男性も女性も時短を選んでいた。休憩時間を増やせば、意見は変わるのだろうか。
確かに、広告などメインではないものだけではなく、新聞が伝えたいことに集中することも大切だ。なぜなら、新聞は広告を見せるために作られていないのだから。新聞は、今のニュースを伝えるものであって、広告などは、コマーシャルみたいなもので、メインのものとはあまり関係ないものだ。それに、新聞の目的は、広告よりニュースをつたえることだ。しかし、「いかに飽きずに続けるかではなく、飽きることと続けることとをいかに両立させるかということが大切だ」という名言があるように、ある一つのものにとらわれすぎるよりも、何かほかのものと、そのメインのものとバランスよく何かをすることが一番大事だと思う。

   講評   kiri



 こんにちは。今回の長文の筆者は新聞の紙面で広告や行間といったものから何かを読み取ろうと考えているのだね。

<第一段落> 要約、きれいにできていました。是非の主題もばっちりです。
<第二段落> 日常生活の中でも行間や余白といったものに目がいってしまうことはよくあるね。ねこちゃんの学校の先生は、余白の部分をうまく利用して、いい授業をしてくれているね。余白を一つ入れるだけで退屈な授業ががらりと変わることはあるね。
<第三段落> また、何事もメインのものばかりでは、疲れてしまうので、サブの部分も大事だね。アイススケートの練習は大変だけど、10分の休憩がオアシスとなってくれるね。データ実例もしっかり入れることができました。働く時間を短くして、余白を多くとりたい人の方が多いのだね。休息時間を増やせば、確かに意見は変わるかもしれないね。あゆこちゃんはどう思う?
<第四段落> 結びはうまくまとめました。反対意見への理解を示しながらも書き出しの意見に戻ってまとめることができました。




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