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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   物事の見方   ナージャ

 科学は記述から始まる。現象をコトバで記述する。ある現象とあるコトバが厳密に一対一に対応しているならば、誰が現象を記述しても同じ記述になるはずだ。ところが、どっこい、そううまくはゆかない。そのことは、記述から現象を再現してみればわかる。「白馬にまたがってやってきたのは、素敵な王子様だった」この記述から現象を再現してみることはできるけれども、人によって少しずつ異なった情景を再現するに違いない。それでもまだ、白馬とか王子様とかの自然言語には、ある程度の共通了解があるので、キリンにチンパンジーがまたがっているような情景を思い浮かべる人はいない。
 私は友達と話をしているとき、「空って青いよね。」と私が話したら友達は「空は水色だよ。」と言った。この時私は、人によって物の見方とは本当に個々に違うものであるということに改めて感じさせられた。
 このように、人それぞれ物の見方が違うと言葉が曖昧でどれか一つに共通させることができない。こういう事がおきてしまうと、友達との会話で話しが食いちがってしまい大変困るので、どれか一つに表現を決めればいいのではないかと私は思う。
 しかし、よく考えてみると人それぞれ別の見方があるということはそれぞれに個性があるという見方をすることができます。なので、人それぞれさまざまな見方があって良いと思います。

   講評   huzi

 再開して一回目、実際にある問題を取り上げた論ではなく、抽象論だったので、ややピンとこない感じがしたかな。それでも、とにかく書いてみる、書きながら考えていきましょう。
  さて、3月まで練習する項目は、
 【是非の主題】(…はいいと思う/よくないと思う)
 【その理由2つ】(体験とデータや他の週の長文を引用して説明)
 【反対意見理解→名言→是非の主題】
です。
 今回は上の項目にこだわらず、述べていますが、述べたいことはよく伝わってきます。自分の物の見方をしっかり持っているね。例も日常の場面からうまくすくい上げられていますよ。

  項目に当てはめて考えると、
  人それぞれの見方があってよいと思う
  ↓
  その理由は個性があらわれるからだ(今回は、理由はひとつ)
  ↓
  たしかに、食い違いがあると大変困る(反対意見理解)
  ↓
 しかし、【…という名言があるように】それぞれの感じ方を大切にしたいので、さまざまに表現するのがよい

 こんなふうになります。次の週は他の題名で書く予定ですが、この項目の形にあてはめて考えると整理しやすいかな。意見を聞かせてくださいね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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