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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   曖昧に負けるな!   クララ

  ある現象とあるコトバが厳密に一対一に対応しているならば、誰が現象を記述しても同じ記述になるはずだ。イヌとかネコとかの実体が、あらかじめ世界にあって、それに対してイヌとかネコとかの名前をつけているのではなく、イヌとかネコとかの名前がつけられて、初めて、イヌとかネコとかの実体があるかのように見えるのだ。科学はコトバはなるべく同一でないと困るのだ。ワンワンというパターンは、現物を見ながら他人とのコミュニケーションを通して、構成されるのだ。イヌとは何か、ということが定義できなくとも、別に問題はない。イヌというパターンが世界の中に実体としているかどうかは非常に疑わしい。人間の心の中に何らかのパターンとしてあるに違いないのである。(要約)私は『言葉を厳密に使うことは大切だ』という意見に賛成だ。(是非の主題)
  私が賛成する第一の理由は、自分の言いたいことを誤解なしで伝えられるからだ。これは世の中でいっぱいあることだ。相手としゃべっているときに、相手がとり間違えをして、話が意味不明になるかも知れない。そうではなかったら、相手に『違う。私が言いたいのは…』というのが怖くて真っ赤な嘘になることも少々ある。それは自分がはっきりと相手に伝えたいことを伝えなかったからだ。(複数の理由一)私は友達とお話をしているとき、頭がこんがらう時がある。『何を言いたいのだろう』と思う。英語も日本語と似ていて、同じ言い方でも、いろんな意味がある。でも、日本語では少し発音が違う。あめでも、ペロペロなめる飴と降ってくる雨は発音の仕方が違う。アメリカでは書き方が一緒だったら、発音も一緒なのだ。私の友達が先生に何がおこったのかを説明してるとき、はっきり言わなかったので、先生はとり間違えをして、友達がけがをしたのかと思ってしまった。(体験実例)
  私が賛成する第二の理由は、厳密な言葉で表現したら、誰にでも分かりやすいからだ。会話に誰かが、入ってきたら、その人も何のことを話しているかわかる。厳密な言葉で表現していなかったら、また、始めから説明しないとだめになってしまう。それは、時間のむだだ。(複数の理由二)課題フォルダーのデーターによると2002年の12月末の携帯電話の加入台数が、74514100台となっている。この調子だと、コミュニケーションが多くなるから、言葉を厳密に使うことが望まれると思う。書くとき見たいに、いっぱいしゃべると、しゃべるのが上手になる。自分の言いたいこと、ちゃんと言えるようになる。(データー実例)
  確かに曖昧に言う方がふさわしいときもあるだろう。例えば、誰かが病気ですごく悪い状態のとき、曖昧に言った方が、誰も非常に傷つかないだろう。(反対意見への理解)しかし、『すべてに効くという薬は、何にも、たいして効かない。』(名言)の名言のごとく、厳密な言い方をする方が、誤解がなく分かりやすい。誤解があれば、それを解決するのが大変だ。それから時間を無駄にしない。(是非の主題)

   講評   ogi

 クララちゃん、こんにちは。

【第一段落】 要約がしっかりできています。是非の主題もきちんとはいりましたね。
【第二段落】 きちんと状況を説明しなかったことで、先生にとんでもない誤解を与えてしまった体験が書けました。この意見にピッタリな実例ですね。自分の頭の中でわかっていると、相手もわかっているようなつもりになって、つい省略して話してしまうことがありますね。ただの雑談ならば問題ないけれど、それが大きな問題を招いてしまったら大変です。厳密な言葉は大切です。
【第三段落】 わかりにくい言葉で何度説明しても伝わりません。だから厳密な言葉が必要なのですね。もう一つの理由も上手に書けました。データ実例もうまくまとめて入れましたね。
【第四段落】 相手とのコミュニケーションをスムーズにするためには、まず誤解がないような話し方をしなければいけませんね。まとめもじょうずにできました。

   


<表記>
★いっぱい →たくさん
★しゃべる →話す
★ちゃんと →きちんと

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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