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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   りんご飴   おぬき

 ヨーロッパにおけるリンゴの栽培は『創世記』までさかのぼり、四千年を越える歴史をもっている。こうした歴史の違いは、東西のリンゴのありように大きな差をもたらした。外国から物や技術を導入してそれを独自に改変し、付加価値をつけて発展させるのは、いわば日本の「お家芸」で、貿易摩擦の要因にもなっています。果実もその例外ではない。日本では、いろいろな果物を紙袋で覆って育てる。美しくなければ買わない消費者が悪い、外観重視で値段をたたく流通機構に問題がある、まずくなるのを承知でやっている生産者が悪い……意見はさまざまでしょうが、はっきりしているのは、この奇妙な日本人の美意識には、いささかの軌道修正の必要があることだ。
 私は、去年の夏に友達とお祭りへ行った。そこでは、金魚すくいなど夜店をまわって遊んだ。それから少ししてみおちゃんが
「りんご飴食べようよ。」
と言ったので
「いいよ。」
と言って食べることにした。私は、りんご飴を食べたことがなっかたのでどんな味なのか前から不思議だった。実際食べてみたら飴の部分はおいしかった。そしてりんごは・・・。期待はずれだった。まずいというよりりんごがぐじゅぐじゅだった。まるで何かをすった感じに。外から見た感じは、おいしそうなのに。四人で行って一人は当たり。私を含めた三人は、ハズレだった。たぶん他にも被害を受けた人はたくさんいるだろう。
 私は、今年の二月に商店街であった飴一というお祭りに友達と一緒に行った。そのお祭りでもいろいろ遊んだ結果りんご飴を食べることにした。私は、このとき前のりんご飴のことを思い出して、おいしいそうなりんご飴を選んだ。結果は・・・またもや残念。そして友達は当たり。二回連続でぐじゅぐじゅなりんご飴となってショックだった。(笑)りんご飴も美味しいりんご飴がついてくる人とぐじゅぐじゅなりんご飴がついてきてしまう人のなにか理由があるのかもしれない。「三度目の正直」ということわざもあるけど「二度あることは三度ある」ということわざもあるのでまたりんご飴を食べても結果は同じだろう。
 外見とは人間にとってそのものを良くする一つの方法である。「名あって実なし」ということわざがあるように評判が良い悪い
は、外からの見た目もあると思うけど、一番は、中身なのだ。これから私は、りんご飴のおいしいのとぐじゅぐじゅののちがいをみつけたい。 

   講評   komiko

 おぬきちゃん、こんにちは! 大事なポイントを意識して書くことができていました。特に「体験実例」や「前の話」で「いろいろな思った」をくわしく書けているところがよかったですよ。

 「要約」は、まとまっていましたが、文末が「敬体」のままのところがあったので残念でした。なっています→なっている、さまざまでしょう→さまざまだろう、と文末を「常体」にしておきましょう。「体験実例」では、楽しい縁日でのハズレのりんご飴のようすをしっかりと書けましたね。「その人らしい会話」をもう少し長めに思い出せるともっとよくなります。自然な会話が引き出せられるとおぬきちゃんらしさがよく伝わってきます。「まずいというよりりんごがぐじゅぐじゅだった。まるで何かをすった感じに。」と「たとえ」を使って思いをすなおに表せていますね。「前の話」では、友達とお祭りで食べたりんご飴について書いてくれました。「結果は・・・またもや残念。そして友達は当たり。二回連続でぐじゅぐじゅなりんご飴となってショックだった。(笑)」と、「ユーモア表現」も成功しましたし、「美味しいりんご飴がついてくる人とぐじゅぐじゅなりんご飴がついてきてしまう人のなにか理由があるのかもしれない。」と、上手に「いろいろな思った」を使えているのがよかったですよ!第四段落では「一般化の主題」「ことわざの引用」のあとで「これから私は、りんご飴のおいしいのとぐじゅぐじゅののちがいをみつけたい。 」と「これからの決意」を書いてかっこよくまとまりました。おぬきちゃん、よくがんばっていますね。この調子ですよ!

 次は二月二十七日(金)に電話をします。清書の相談をしましょう。二月四週も長文は、冒頭の三百字の「暗しょう」にチャレンジして下さいね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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