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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「私が本当に日本を身を持って」を読んで   さくら

私が実際に「日本」という国について心の底から発見したと実感したのは戦争が終わった後のことだった。私は今、この世界各国で日本の細い線を難しい平衡を保ちながら渡っていくような心情ある。心に素直に触れ、初スタートする線。どのような場合でもこの運命の細い線の上をバランスを保って歩んでいくつもりである。
 やはり自分の意見を最後まで貫き通すことは大切であると思う。ずいぶん前、まだ私が小学校六年生だった頃、学芸会でやることを決めることがあった。私は
「全員でダンスをつくり踊る」と言うもの賛成だった。しかし、私の友達たちは
「ダンスは恥ずかしいし、あまり得意じゃない」
といって、もうひとつ候補として挙がっていた
「迷路をつくってその中を走りぬける」
というアドベンチャーに賛同していた。友達たちも私のことを幾度となくアドベンチャーゲームの方に引きずり込もうとしたが、私は自分の意志が変わらない限り最後まで「ダンスを踊る」という意見は貫き通すつもりでいた。だから、私はいくら仲の良い友達でも
「皆がそっちなら私もそうする」
ということはしなかった。何度も話合いを続け私も他方の人たちにわかってもらえるように必死で説得し、意見を述べた。その結果、学芸会の出し物は私がやりたいと思っていた「ダンス」に決定したのだった。決定してからは全員が息を合わせて練習に取り組み、本番でもいい成果を挙げることができた。この経験から、私は
「仲間に流されることなく自分の意見を貫き通す」
ということの良さを改めて実感した。(体験実例1)
 しかし相手の意見を取り入れて行動することも大切であると思う。私は陸上部に所属していて私と同学年の子も多い。練習の時には、
「どうすれば正しいフォームでゴールすることができるか」
というようなことについて走りを極め大会などでその成果を実践していった。私は短距離専門なので走る距離はほんの100メートル、最高でも200メートルまでしかない。その中でトップスピードを捉えて走るためには自分の走りに磨きをかけていけなくてはならない。私は、自分の走りは自分にしか分からないと思い、何回も走って自分が納得いくような走りを求めていった。しかし、何度やってもあまり変化が感じられなかった。悩む私に、友達が
「私がさくらの走りをみてアドバイスしてあげる」
と言ってくれた。その時私は
「一緒の部活で一緒に走っているからと言っても私の体だし、他の人に言われて変わるものではないだろう」
と思っていた。でも、せっかくコーチをしてくれるからには友達に感謝にて軽く一本走ってみた。言った通り友達は私の走りについて子真っ赤句アドバイスしてくれた。そして言ってくれたことを心がけてもう一本走ってみた。すると、まるで魔法にかけられたかのように自分の走りが良くなった気がした。走り終えてから友達のところへ行ってみると
「すごく良くなった!それにとても軽く速くなったみたい。」
とほめてくれた。私は自分では解決できないようなことでも友達の意見をとりいれて考えてみると、良い結果が得られるのだなと思った。(体験実例2)
 確かに、自分の意志を最後まで貫き通すことも他の人の意見を聞いて考えることもどちらも良いと思う。でも、
「脱皮できない蛇は滅びる」
という名言があるように、一番大切なことは何が自分を成長させるかを見極めることである。(総合化の主題)

   講評   sarada

 友だちの意見に惑わされることなく、自分の意見を貫き通した【体験実例】をていねいに書いてくれました。なかなか、自分の意見を貫くことは難しいけれど、どこかであきらめてしまうと あとの後悔も大きいね。
 また、相手の意見を取り入れることも大切だね。自分だけの考えではやはり限りのあるものです。人の意見を取り入れる柔軟性や、視野の広さは人間を大きくします。
 【総合化の主題】にあるように、自分の成長を基準とし見極めていくことが大切だね。


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