対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然とのなか   かまむ

去年の冬、私の母の母(私たちはマミーと呼んでいる。) と母の父、(私たちはパピーと呼ぶ。)が来た。私たちはこの家に引っ越していたばかりなので庭の手入れが出来ていなかったが、前の家と違ってこの家の庭は大きい。というか、前の家には庭はなかったのでそれに比べればとても大きく感じた。始めてみたとき私はまるで豪華なお城を手に入れたような感じに喜んだ。庭が大好きのマミーは大歓迎だった。
「ひろいなー。でも雑草がたくさん生えてるわ。ちょっとまってや。今抜いてあげるからな。」
と勝手に庭に下りていって草をむしり始めた。母は、
「もういいのに。ゆっくりして」
と言うのにマミーは平気で
「いいって、それにしてもすごく雑草が多いわ。」
とむくむく働いた。私と姉は反対だった。
「雑草生えててもいいじゃん。」
やら、
「うちらボウボウにしたいの。」
と言った。実は、マミーは山登りが大好き。山のどこもかしこも
「空気もきれい、草もあっていいなあ。」
という。マミーは時と場合によって同じ種類のものが好きになったり嫌いになったりする。
 父は、森に入っても、
「虫がいなければそれは人口の森であって本物の自然ではない。」
と言い張り、虫がいないと分かるとその森には興味を全てなくしてしまう。だから父はゴルフ場が大嫌いである。
「あそこはね、人間の遊びのためにぜんぶ芝生にしてしまうのだ. しかも殺虫剤をまくから、草原性のちょうはみんな絶滅してしまったんだよ。例えばオオルリシジミとか、……………」
と永遠に続く。そばで母が聞いていたらぜったい、
「でもあんたは虫が採りたいからなんでしょ。」
という。すると父は、
「ひどい!知らないかもしれないけどね、………」
とまた続き、最後に母がかんかんになるまで続く。
私は父の気持ちが少し分かる。立場は違うけれど。私はあんなに広いところをただボールあそびのために木を切ってしまい、人工の池を造り、その上で高いお金を払わないと入れないという所が嫌いである。よくゴルフ場で「自然であってきれいだわ。」という人は、自然そのものが好きなのではなく、人が自然を壊して無理やり作った場所が好きなのである。
 人間にとって自然とは、人間が好きなものであり、嫌いなものでもある。「長所は短所」という具体的な例ではないだろうか。晴れと雨を、天気がいいとか悪いとかといっても通じるが、雨のときに日照りが続いた後に雨を悪い天気といったら普通は疑問が浮かぶのではないか。

   講評   kamo

 今月も毎週がんばって、清書までしっかり仕上げることができました。発表が遅くなってしまったけれど、11月の清書が入選したり、大活躍だね^.^
 さて、3.1週は進級テストです。項目ができていることと、字数が目標を超えていることが進級の条件になります。かまむさんなら心配はないと思うけれど、よりよい作文が書けるように、よく準備をしておいてね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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