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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   伝統行事   あまぐり

僕は大きな声で豆をまいた。
 僕は節分と言う行事が好きで毎年この行事を楽しみにしている。節分とは鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い一年の無病息災を意味合いがある。声のかけ方は、おにはーそと、ふくは—うちとかける。だが鬼頭、鬼塚など鬼がつく地域の地名または家庭はおにもーうちなどと行うそうだ。まとめると厄除け行事なのだ。
 僕の学校のクラスでは節分になると豆合戦を必ずする。ほとんどの学校では節分の日に福豆が出ると思う。僕の学校もその一つだ。豆合戦とはその給食にでる福豆をクラスの人が手に持ち、誰かがよーいはじめ!という。そうしたら男女関係なく一斉に豆を投げつけあうという行事と言ってもおかしいが僕のクラスの恒例行事だ。本来の意味とは別になってしまうのだが…。
「さぁ。いくぞー、豆合戦の始まりだー3,2,1スタート」
僕のクラスの生徒が一斉に豆を投げ始めた。バチバチ。豆が勢い良く人にあたり壁にあたり、教室がまるで人生の晴れ舞台で人前に出たときにせりふを忘れたかのようにパニック状態になった。その中にはもちろん僕も勢い良く豆を人にぶつけた。
「いってなぁ^」
と言って僕が当てた友達が勢い良く僕に投げ返してくる。このような繰り返しで豆合戦は終わる。節分だけあって先生もこの恒例行事をやることを許してくれる。だがこの豆合戦の中に、鬼は—外、福は—うちとの声が聞こえてこない。この掛け声があれば意味のある豆合戦であるが掛け声が無ければただの豆ぶつけ合い競争だ。節分のように伝統行事は意味のある目的をもって行わければ厄除けなどそれに対する目的が果たせないのだと分かった。
 それと節分と言えば恵方巻きである。僕の家庭では毎年この年良いとされている方角を向いて、黙って恵方巻きを食べる。だがこの黙って食べると言うところでいろいろな事件が起きる。それは去年のことだ。恵方巻きは母と兄と僕で食べる。だが母や兄が僕が食べている間に笑いを誘ってくるので笑ってしまうのだ。食べている間に
「クス、クス。」
その笑いで恵方巻きをのどに詰まらせて
「お茶、お茶。」となってしまって、しゃべってしまう。そうして恵方巻きの正しい食べ方ではなくなってしまうのだ。だが今年はしゃべることも無く笑うこともなくのどに詰まらせることもなく普通に食べられた。
 節分とは季節の変わり目の一日前にやり、豆を投げ無病息災を願う祭りなのだから節分本来の意味を良く知って、目的を達成しようと心がけることで伝統行事の意味があるのだろうとわかった。
 僕が投げた豆で庭といえが沢山にぎわった。

   講評   jun

 今月も力作がそろいましたね。
 3月もこの調子でがんばりましょう。
                              

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