対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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一年生が喜んでくれたお店屋さん きおあ
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(題名の工夫)
(構成・はじめに絵をかく)
二月十七日、ぼく達二年ろ組のお店に一年い、ろ、は、に組の四クラスがお買い物に来ました。(いつ、どこの書き出し)これは、毎年恒例の『お店屋さんごっこ』です。ここでは、二年生がダンボールや折り紙で作った作品を売って、一年生が紙で作られたお金ではらうのです。去年、ぼくが一年生だった時、新聞紙とビニールテープで作られた刀を五百円でうれしそうな顔をして買ったのを鮮明に覚えています。(顔のようす)
今年、二年生のぼくは、ダンボールで魚を何十匹も作って、七人のグループで魚屋さんを開きました。
「いらっしゃーい。大当たりの人はでっかいのが買えるよ。いっぱいあるから、こっちに何回でもおいで!」
と、大きな声で、一年生が来るように「来い、来——い」と手招きしながら、大はしゃぎで売りました。(長い会話)すると、一年生達は、うれしそうに近づいて来て、真けんな顔をしてつりざおで魚をつりました。ぼく達がしたしかけは、魚のうらに大当たり、当り、外れや大外れをつけて、おまけの魚や折り紙で作った商品が当たるようにした事です。外れでも、何か当たるようにしたので、一年生はうれしそうにおまけの商品をもらってくれました。
予想以上に魚が飛ぶように売れて、最初に作った商品が一クラス半でぜんぶなくなってしまいました。あわててダンボールを持って来て作ってはなくなり、作ってはなくなって、それはそれは、大変でした。店長が売っている間に、
(こりゃあ、まずい。速く作らなきゃ、一年生が悲しむよ。)
と思いながら、ぼくは、まるで機械のように、パッパッと速く、たくさん切っては作り上げました。(とちゅうに思ったこと)(色音感じ)(たとえ)最後の組のお買い物が終わった時、
(ちょっと、失敗したかなあ。)
と残念に思いました。どうしてかというと、魚が売れてしまって買えなかった一年生もいたからです。(理由)
でも、ぼくは、お客さんが大勢来て、たくさんもうかったので、とても楽しかったです。一回百円の魚つりゲームでしたが、三万三千三百円の売り上げがあったのです。(数字)魚屋さんグループのみんなと協力したら、どんどん魚ができてたくさん売れました。一人だったら、すぐにあきらめてできないけれど、七人だったら、がんばって協力したらできる、と思って本当にできたので感動しました。
これからも、たくさんのお友達と協力して、一人ではできないこともやってみよう。
(思ったことを長くかく)
講評 hamura
大きなさかなの絵がかけました。目のところが、おもしろいです。
まず、お店やさんのようすを、さいしょにわかりやすく、まとめられました。去年の話を入れたのもいいですね。去年とくらべて、今年のようす、去年のうれしさを、今年もおぼえているようす、などの気もちも、こもっています。
元気よくお店やさんをしているようす、一年生のうれしそうなようす、さかながよく売れたようす、など、それぞれ、会話や、顔のようす、たとえをつかって、うまく表しています。とくに きおあくんは、 たとえが毎回つぎつぎといいものを考え出していて、すばらしいです。今回も「飛ぶように・機械のようにパッパと」というところです。
また、気もちのへんかも、いつもよく出ています。今回も、たのしいようす、いそがしいようす、そして残念におもったようす、など、よんでいる人も、いっしょに同じ気もちになれます。
さいごのまとめがたいへんりっぱです。「たのしい」「おもしろい」だけでなく、みんなと協力してよかった、というしっかりした意見で、しめくくれました。
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