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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   狂気の在り方   鉄壁の三塁手

恐らく「狂気」とは、今述べたような自覚を持たない人間、あるいはこの自覚を忘れた人間の精神状態のことかもしれません。あえてロンブローゾを待つまでもなく、ノーマルな人間とアブノーマルな人間との差別はむずかしいものです。気違いと気違いでない人間との境ははっきり判らぬものらしいのです。まず、その間のことを忘れてはならず、心得ていたほうがよいかもしれないのです。我々には、皆、少々気違いめいたところがあり、うっかりしていると本物になるのだと、自分に言い聞かせていないと、えらい「狂気」 にとりつかれます。また、そういうことを知らないでいると、いつのまにか「狂気」の愛人になっているものです。 天才と狂人との差は紙一重だと、ロンブローゾは申しているわけですが、天才とは、「狂気」が持続しない狂人かもしれませんし、狂人とは「狂気」 が持続している天才かもしれませぬ。 しかし、人間というものは「狂気」なしには居られぬものでもあるらしいのです。我々の心のなか、体のなかにある様々な傾向のものが、常にうようよ動いていて、我々が何か行動を起す場合には、そのうようよ動いているものが、あたかも磁気にかかった鉄粉のように一定の方向を向きます。そして、その方向へ進むのに一番適し∵た傾向を持ったものが、むくむくと頭をもたげて、まとまった大きな力のものになるのです。自分は、狂気というものがあるのはいいと思う。「 是非の主題」
 なぜならその理由は、第一に狂気というものは毎日必要ではないが、イベント等さまざまな、場面でなければいけないものである。まあ簡単に言ってしまえば、狂気なんて用途によって使い分ければそれでよし。ていう風な感じで片付けられてしまいますが、使い分けることが難しい人もいるかもしれない。そんな人に、朗報!狂気は、意外と使い分けやすい。なぜなら周りの空気というものがあるから。 人間はまわりの雰囲気を見て行動する人間だ。だからこそ区別がつけやすいのである。
 第二に、社会ののりがいいか悪いかの区別をつけるにも狂気が使われる。こういうところからも狂気が出ているということは、やはり狂気は、用途に使い分ければ大切なものになってくる。十代男性のストレス発散法には、順番にカラオケ、テレビゲーム、ビデオ観賞である。こう見てみると、ストレス発散にも狂気が必要なことがよくわかる。しかしながらなぜビデオ鑑賞でストレス発散できるのだろうか、少し不思議に思い気がかりになるそのことについては今後の文もあるしまた今度専門的なお題が出たときにでも書こう。「データ実例」
 確かに、狂気がありすぎるのも良くない。しかし行動するためには多くのことを無知でなければならないという言葉があるように、狂気のなるためにも、その物事に対しての無知な面が必要とされる。人間は沙良ゆることに無知 だ。だからこそいろんな面で狂気が使われる。だから自分は、狂気というものはあったほうがいいと思う。「名言引用」「是非の主題」

   講評   yuta

 進級テストは見事合格です。おめでとう!
●是非の主題:『自分は、狂気というものがあるのはいいと思う』。“良い”という意見が示せましたね。
●複数の理由一:『その理由は、第一に狂気というものは毎日必要ではないが、イベント等さまざまな、場面でなければいけないものである』。“理由は……から”という形にすると良いですよ。 狂気を用途によって使い分ける。周りの雰囲気に乗っていけばいいんだね。イベントはそれでこそ盛り上がるのですね。
●複数の理由二:『第二に、社会ののりがいいか悪いかの区別をつけるにも狂気が使われる』。社会的な狂気は行き過ぎなければ、社会を良い方に動かす力になることがありますね。
●データ実例:『十代男性のストレス発散法』を引用して説明できました。
●反対意見への理解:『確かに、狂気がありすぎるのも良くない』しかし
●名言の引用:『行動するためには……』という言葉があるように
●是非の主題:書き出しの意見に戻ってしめくくれました。
☆字数目標1200字もクリア!
       
▼人間は沙良ゆることに無知 だ → あらゆること(?)


★1.3週『社会は個人から』の講評です★
●是非の主題:『自分は、社会に縛られるのは良くないと思う』。“良くない”という意見を示せましたね。今回の場合は「世間」という言葉を使った方が良いでしょう。
●複数の理由一:『その理由は、第一に社会に縛られていると、自分の個性や力が発揮できないからである』。確かにその通りですね。いつも人に合わせてばかりいては、自分の個性や力を出す機会を失ってしまいますね。
●複数の理由二:たとえば“社会(世間)に縛られていると、視野が狭くなってしまうからだ”というような理由が挙げられますね。
●データ実例:“人間関係における意識調査。身近な人とはより緊密なコミュニケーションを求める傾向”あたりが使えそう。
●反対意見への理解:“確かに世間は仲間を助けてくれることもある”しかし
●名言の引用:「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないとついには、自分が生きたように考えるようになってしまう」という名言があるように
●是非の主題:『自分は、社会に縛られるのは良くないと思う』。書き出しの意見に戻って結びます。
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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