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　　　ハエがハエー速度で飛んでって、アブがアブなくぶつかった　　　★takenoko★

　ヒトとイエバエの対比を少し進めてみると、大きさは言うまでも無いでしょう。寿命はヒトを、平均六十五年とすれば、イエバエはわずか、二週間です。ハエは、助走も加速もせず、ある場所に自由に止まり、自由に飛び立つことが出来ます。こんな動き方は、ヒトの考えたどんな飛行機でも、ヘリコプターでもやることができません。僕が、ハエのことで、一番ビックリしたことは、日本人の平均的な子供の数は、二、三人。それに対してハエは二百〜三百の卵を産む、ということです。しかし、その兄弟でも、生き残るのがほんのわずかなのが、驚きました。確かに、一年で二百〜三百の卵が全員孵化したら、あちこちハエばかりで、地球がハエ星になってしまうけれど、ほんのわずか、というところが驚きました。でも、僕の頭の中には、ハエがすぐには浮かんできません。どうしてなのかなぁ。
　もし、ハエの運動能力みたいのが飛行機にあれば、今ごろ、成田空港は、四百メートル滑走路なんか無くて、羽田空港は新滑走路を作らなくて良い世界になっています。ゲートからすぐ飛び立って着陸・離陸が不要になります。そして主要時間が短くなります。でも、ハエシステムの飛行機を作るためには、相当なな技術が必要になるので、今は、無理かもしれないけれど、百年後には作ってもらいたいです。
　僕が、前から不思議に思っていることがあります。「ハエ」と「アブ」の差は！？ということです。良く、「ハエがハエー速度で飛んでった。アブなくアブに当たりそうになった」と言う親父ギャグもあるし、僕もアブに刺された事もあります。見た目は一緒だし・・・。ただ刺すか、刺さないかの差かなぁ、と思っています。違ったら教えてください。それから、何で「ハエ」と言う名前なのか・・・。「蝿」と言う感じの意味は何なのか（普通、ハエの意味ですが・・・）。
　僕は、この話を読んで、「ハエ」は奥が深いと思いした。やれうつまな　蠅が手をすり　足をする！（動作情景の結び）

　　　講評　　　jun

　今回もおもしろい題名をつけましたね。思わず笑ってしまいました。
　三文ぬきがきは言うことなしです。ハエの特徴について表した文をしっかり抜き出すことができています。三文ぬきがきに続けて、ハエについて一番びっくりしたことが書けましたね。確かに２００〜３００個の卵が全部孵化したら、地球はハエ星になってしまいますね。
　ハエシステムの飛行機ができれば滑走路が不要になるとはそのとおりです。さらに所要時間が短くて済むという指摘もなるほどと思いました。★takenoko★君らしい発想で、感心しました。
　ハエとアブの一番わかりやすい違いは、刺すか刺さないかということのようですよ。
　最後に俳句を入れたところもさすがです。（入力ミスだと思いますが、「やれうつまな」ではなく、「やれ打つな」ですね。）