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　　　世界の偉人ーパストゥール　　　かやて

　世界の偉人−パストゥール
　この話を読んで、一番感動した事は、パストゥールがジュセフ少年の狂犬病を治そうと決心したことです。
僕は、ある日お母さんに聞いてみました。
　「僕が小さい時、どんな予防注射をしましたか？」
「ん、健康手帳にのっているから、見れば分かります。あ、子清には難しいか。え〜と、三種混合、日本脳炎、おだふく風邪とかの予防注射をしましたよ。保険でまかなうものもあれば、自費で支払うのもありました。あとは、何年まえまではインフルエンザの予防注射もしましたが、この二、三年はしていませんね。」
　予防しているよ。お箸をわざと落として、そのまま拾って食べたことなど、パストゥールと同じことをやったよとよと思いました。でも口に出しませんでした。
　「ふうん」それっきりで何も言いませんでした。
　もし、僕がパストゥールだったら、ぜったい決心して、何がなんと言おうと、あ、間違いました、誰が何を言おうと、ぜったいこれまで研究してきたことを生かして、ジョセフ少年の体を治します。僕は、この決心について、けっして無謀ではないと思います。長年の研究で自分のやり方に自信があったらこそできたはんだんだと思います。
　狂犬病は、本当に怖い病気だと思います。かかった人は、まるで最初から負け犬になると決まっているような病気だと思います。辞書で調べましたが、狂犬病は「かかったひとは暴れる」のだそうです。こわいな。
　今回の川柳
　ジョセフくん
　パストゥールを
　みほれれたよ

　　　講評　　　hoemi