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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   宿泊   柏もち

 「早く明日にならないかな〜」
ぼくは中学校に入学してから九日で二泊三日の「柏学園新入生オリエンテーション」に行くことになった。今はその初日の前日で学校では荷物チェックを行っていた。入学してから少ししか経っていないため友達も小学校が同じだった子と、それ以外のもともと友達の子と、あわせても数十人でとても少ない。なので友達を増やすにはちょうどいいかもしれない。小学校での宿泊は五回あった。そのうちの三回は柏学園に宿泊している。だから柏学園はよく分かっている。
 小学校では柏学園に三年生で一泊、四年生で二泊、五年生で三泊している。柏学園に行くとだいたい芋ほりをした。そこの芋はふかすとしっとりした、とてもおいしい芋になる。五年生で行った柏学園では、かまどでカレーライスを作った。見た目は上出来でとてもおいしそうに見えたが、食べてみると鉄のような苦味がしてあまりおいしくなかった。
 小学校以外でも五年生のときにやっていた少年野球でも柏学園に泊まった。そのときは二泊だった。いっぱい走って、いっぱい取って、いっぱい投げて、いっぱい打った。でもずっと練習でとても疲れた。でも友達と部屋で遊んだりするのがとても楽しかった。
 ぼくは家以外の場所に泊まる訓練をすることは地震などの被害にあって、家以外に泊まることになっても、ちゃんと眠れるようにするためや、他の人と協力してなにかをするためにあるのだと思う。

   講評   arare


 宿泊オリエンテーションに出かける前日に90分かけて作文を書いたなんて立派です。柏学園では楽しい思い出ができましたか。

≪構成≫明日が来るのが待ちきれない会話から書き出せました。そのあとに荷物チェックもすんでいることが書かれ、準備万端整っていることがわかります。
≪題材≫柏学園に何度も宿泊している体験が書けました。芋ほりができたり野球の練習ができたり、いい所のようですね。
≪表現≫今回も芋やカレーライスの味の描写がうまいですね。「鉄のような苦味」はこげたのが原因でしょうか。それとも、はんごうなどの調理具からでた味でしょうか。「カレーライス」ではなく「ニゲーライス」になってしまいましたね。←ユーモア表現のつもり
 野球の練習では「いっぱい走って、いっぱい取って・・・」という繰り返しが、一生懸命練習したことをよく伝えています。
≪主題≫「僕は〜思う」というかたちだと柏もち君個人の意見の形になってしまうので、柏もち君が書いてくれた内容を「人間にとって宿泊訓練とは、どんな場所でもちゃんと眠れるようにしたり、他人と協力することを学ぶ大切な機会である。」のようにすると、一般化されたことがはっきりします。

表記①「でもずっと練習でとても疲れた。」のあとも「でも」と同じ逆接の接続詞を使っているので「ずっと練習でとても疲れた。」と、こちらの「でも」をとるとすっきりします。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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