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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   フィルタリング社会   カエル

昔は、サングラスをかけて外を歩くというのはちょっとした冒険であった。それは、当時サングラスは世間に対して少しばかり後ろめたいところのある人がかけるものであり、現在のように普通の人々がサングラスをファッションとして用いることは無かった。そのため昔の、後ろめたさに伴うロマンチックな趣も消え、最近では芸能人など人の目から隠れるための隠れ蓑として用いられることが増えた。だから、私はサングラスをかけざるをえない現代社会は問題だと思う。(社会問題の主題)
そのための原因として第一に、現代の日本には個人主義という社会的背景があるからだ(複数の原因1)
個人主義というのはとても自分勝手な考え方で「自分さえ良ければ」という考え方である。それは現代の社会に蔓延していて、自分個人の事しか考えない人が増えてきているため現代社会は社会性が不足してきているのだ。そのためサングラスのように世間の目から一枚のフィルターを通し自分の見ているものをある種の異空間として捉え自分は身の回りを良く見ているという感覚を持とうとするのだ。
また、第二の原因として管理されることがあまりに多いからだ。昔は、管理をするようなことも無く管理をしようにも手段が無いことがあったが現代では、ありとあらゆるものが管理されている。住民や住宅はもちろんのこと、最近ではお墓までデジタルシステムに管理されているところがあるという。さらに、通学路や友達と遊びに行く際も危険だということでGPS付きの携帯で子供を管理している。携帯が無い時代は、子供達は活発にあそびカラスが鳴いたら帰るというのが日常であったにもかかわらず。ここまで管理が行き届いてしまっていると、管理のされない時間、すなわち自分の時間ぐらいは誰からの管理も受けずに居たいという気持ちがサングラスというカタチで具象化されたのだろう。
確かに、サングラスなどを用いて、世間のわずらわしさから逃れたいという気持ちも分かる。しかし、「本当に大切なことは自分の目で見たことだ」という名言のように、自分がちゃんと見ていなくてもパソコンで調べるだけで情報が手に入ってしまう世の中になったけれどもやっぱり「百聞は一見にしかず」のように自分で見ないと分からないこともあるのだ。だから、恐れずにそのフィルターを取り耳で聞いて目で見て本当の知識を身につけるべきでなのだ。

   講評   mae


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