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昨日44 今日70 合計114□

　　　現状　　　あまぐり

　本の中の肖像写真は、活字の何十ページ、何百、何千ページに相当する情報を一挙に伝えることが出来る。だがその男が昨日ソバを食べた、明日はうどんを食べるだろうという、活字の一行に相当する情報を伝えることが出来ない「ヴィジュアル」な情報と言葉による情報（その一つが活字情報）とは、互いに他を補うから、一方が地方を駆使するのではないし、一方が地方の代わるもでもない。言葉は耳で聞くこともできる。本を沢山読むということは、日本語を沢山読むということでもあり、日本語による表現の多様性、その美しさと魅力を知るということもある。それも読書の楽しみの一つだ。（要約）
　ぼくは最近になって本をまるで一日に笑う回数のように沢山読み始めた。そのシリーズは海堂　尊、作チーム・バチスタの栄光からジェネラル・ルージュの凱旋まで医療小説だ。半年前ほどドラマでチーム・バチスタの栄光を見て物凄く面白く感じ、原作を読み始め今ジェネラル・ルージュの凱旋（下）を読んでいる。海堂　尊氏がこの本で訴えたいことは医療現場に対するオートプシー・イメージング（ＡＩ）、ドクターヘリ導入だ。オートプシー・イメージング（ＡＩ）という言葉は聞いたことがないだろう。（ＡＩ）というのは人がなくなったとき本当の死亡原因というのは、病気の経過や外見からでは意外とわからないものであり診断の適否や治療も効果、死因をはっきりさせるために、痛いをＣＴ（コンピューター断層撮影方）撮影して調べる。遺族側にとっては、画像を基に納得にいく説明が受けられ、「医療事故か」という疑いの検証や事件の解明に役立つほか、しにいたる病態の研究によって治療法の開発つながる。このＡＩで死亡検査をすると遺体を傷つけないため遺族の抵抗感が少ない。短時間で済み、遺族は即時に説明を受けることがある。解剖が必要な患者や部位を絞り込むことが出来る　といった長所がある。ただし限界もある。たとえば薬物で死亡しても画像には写らない。遺体の撮影は保険の対象にならないため、費用は基本的に施設側の負担である。「国による助成を」とも海堂さんは訴えている。それとドクターヘリ、日本では救急自動車が人を搬送することが多いだが生命に危機が迫り緊急を特に要する場合などはヘリコプターによる救急搬送することがある。それに離島など救急自動車が行き渡らない場所などヘリコプターで搬送される。現在、１６道府県１８期が運行している。ヘリコプターがなかったら今なくなっている方が沢山いるだろう。ここで海堂さんは本を通じ、映画を通じ今の医療現場への色々なメッセージを社会人に医療関係の人に送り込んでいるのだ。
　人間にとって読書とは今の社会の現状や医療現場、景気などの事をわからせてくれる必需品なのだと分かった。

　　　講評　　　jun

　今回は、ポイントとなる文を選んでうまくつなげるのがむずかしかったと思いますが、いいところを抜き出すことができています。
　あまぐり君は、ずいぶんむずかしい本を読んでいるのですね。ドラマがきっかけとなって、医療小説に興味を持ったということですが、オートプシー・イメージング（ＡＩ）とドクターヘリに関する知識の深さには本当に感心してしまいました。それぞれの本には、現在の医療に対する作者のメッセージがこめられているのですね。ドラマで見たときの印象と原作を読んだときの印象は違いましたか？　そのあたりのことにも触れられると、今回の長文の趣旨にぴったりの似た話になると思います。
　最後に書いてくれたように、確かに読書は、社会の現状をわかりやすく伝えてくれるものでもありますね。これからもたくさん本を読んで、心を磨いていってください。