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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   水泳をがんばってわかった事   きおあ

絶対に一位を取るぞ。四月十二日、西日本水泳競技大会の時、ぼくはこれから泳ぐ第六コースの前で気合を入れていた。出場種目は五十メートル自由形。一ヵ月半前、大会出場が決まった時のぼくのベストタイムは四十九秒六で標準タイム五十秒ぎりぎりだった。
そこからは練習をがん張った。コーチに
「キックが全然なっていないぞ。」
と言われて、ぼくは初めてくやし泣きをしてしまった。でもその後、足を縦にまっすぐにするのではなく、アヒルの足のように内またにして水をたくさんキックしたらいい、ということがわかった。それからは、どうしてコーチが教えてくれるフォームの方が速く泳げるのかを理解するようにした。うでは水をたくさんかくように、まっすぐのばすようにした。頭は前の方ではなくて、おへそに向けて水のていこうを減らした。息つぎの回数が水かき四回につき一回だったのを、時間のむだを省くために十回につき一回に減らした。
 こうして大会当日、「ヨーイドン」という合図で、ぼくは一番速く飛び出した。手をこいでこいでと思いながら必死にうでを動かして、まるでイルカのように速く泳いだ。無我夢中でゴールにタッチして電光けい示板を見たら、ぼくの第六コースが一位で、タイムは四十三秒六九。それを見たしゅん間、目が飛び出るくらいびっくりした。なぜなら、一ヵ月半の練習で六秒もタイムを縮めたからだ。
 ぼくは、この大会でコーチや周囲の方々が言ってくれることをしっかり理解する事が大切だということがわかった。もし、本当に理解しないで練習を続けていたら、べべになっていたかもしれない。お友達の言う事がわからない時には、「どうして。なぜなの。」と理由を聞いて理解した方がきっと仲良くなれると思う。ぼくは、これからも人の話を理解できるまで聞くように努力していきたい。

   講評   hamura

水泳をがんばっている様子が作文によくえがかれています。そして、ほんとうにがんばっているきおあくんだからこそ、できる表現があります。およぐようすのたとえや、およぎかたの説明などです。
 作文ではこのように自分でやったこと、考えたことなどを、しっかり思い出してていねいに書いていくことが大事です。またそれによって、読む人の心にじゅうぶんとどきます。
 やっぱり、ただすわって、字を書くということよりも、毎日の遊びや勉強やスポーツなどが、大切だということですね。
 よくできました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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