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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   集めることで   あまぐり

 僕のファイルには自慢のカードが入っている。(書き出しの工夫) 僕は最近トレーディングカード集めに熱中している。集めているカードは遊戯王というKONAMI社のカードで水曜日にアニメもやっている。遊戯王は僕の学校のクラスでも流行っており、ある5体のドラゴンと「地縛神」と名のつく複数のカードを全て集めたいとばかりにほぼ毎週パックを買っているのだ。
 「よっしゃ〜!!当たった!」ある日、僕が欲しかったお目当てのカードが当たった。このようなトレーディングカードは良いのがなかなか当たらないのが現実で欲しかったカードが当たると大きな嬉しさと全て集まるまでの一歩が踏み出せる。僕はその当たったカードをファイルに入れるのが好きで良いカードが当たるときまで買い続け、財布の中がすっからかんになったことがある(笑)「これください。」僕はそのときこのカードが当たりますようにと祈る。「150¥ね〜」子供にこの値段は以外と重く、僕の場合1ヶ月に何千円も費やすことになってしまう。1ヶ月の終わりにはこんなにカードに費やしてしまったか〜、と後悔するときもあるが、今月はかなりカードも当たったし、かなり良いほうじゃないかなと思うときもある。いよいよパックをあける時……僕はその時にまるで体中の血液がざわざわ騒いでいるように思う。パリッ。運命のとき。…………「あ〜、当たんなかった。」そこでもう1パック…………「あ〜また当たんなかった。ムカツクゥ。」当たらないときはしょうがないと心で唱えそのときの自分」を落ち着かせる。そしてその時はあきらめる。何かを集めるときはやはり熱中したり集中したりするのだ。
 人間にとってものを集めるというのは心の癒しともなり自分を表現する大きな方法のひとつなのだ。

   講評   jun

 情景での書き出し、工夫しましたね。自慢のカードが入ったファイルは、あまぐり君の宝物なのですね。
 第二段落を感情のこもった会話で書き始めたところもいいですよ。なかなか当たらないカードが当たったときの感動が伝わってきました。小学生にとっては決して安くはないカードを祈るような気持ちで買い求め、それを開けるまでの心境を書きつづったところも見事です。「まるで体中の血液がざわざわ騒いでいるよう」というたとえが効いています。当たるまで買い続け、財布の中がすっからかんになったこともあると、正直に書いているところも好感が持てます(笑)。
 ものを集めることが心の癒しとなり、自分を表現する方法のひとつであるという点もそのとおりだと思います。うまくまとめました。今学期の●印の項目ではありませんが、最後に書き出しの結びをしてみるとよりいっそう余韻の残るいい作品に仕上がると思います。挑戦してみてください。

   

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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