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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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 確かに、“シンプルな生活”は現代の都市にすんでいる自分達にかけている部分かもしれない。しかし、その状態がいいのかは決まったことではない。
 私が今、長文中にあるように自動ドアを目の前にしたとき、実際「便利だ」と思うことは有っても「そこまでの便利は必要ない」と思う。しかし、長文では“「なんでこんなものが必要なのか。ドアなど手であければいいではないか」”と、まるでその存在自体を否定しているように見えた。しかし、自動ドアは普通の一般人のために作られたわけではない。一般人というよりは不自由のない人だ。逆に不自由のある人が自動ドアを目の前にしたとき、「便利だ」と思うはずだ。しかし、「そこまでの便利は必要ない」と思うことは絶対にないであろう。つまりこうなのだ。便利という言葉の裏には万人にというキーワードが含まれている。飛行機に乗って日本に来れるくらいのアボリジニには関係のない、意見の言う資格がない便利さなのである。一見複雑、意味のない技術で作られていると思われた便利さは不自由な人たちに縁はない。ただの便利だ。この発想がシンプルな生活と現代の都市の考え方の違いである。ようするに“生きるための生活”と“生きた上ですべての人が快適に生活できる社会”という考え方の違いである。前者は不自由のない人を抜きにした考え方、後者は全ての人たちを考慮した考え方。たったそれだけである。この意見の上で言うが、“携帯とか、エスカレーターとか楽で便利”などといっている人は大間違いなのである。それはただの副産物を味わっているだけなのである。もう一度言うが大事なことは楽か便利かではなく万人への自由である。注:総合化 “知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。”とあるように技術が便利を作ったのではなく、万人へのおもいやりが便利を作ったと思っている。

   講評   nane

 第一段落は、要約又は状況実例を書いていこう。
 便利さVSシンプルさという対比をそのままストレートに考えるのではなく、便利ということの意味から考えたところが、問題をよく消化している。
 ただし、このように考えながら書く形だと、読む人には伝わりにくいことがあるので、そのために構成が必要になる。
 だから、この文章も、(1)便利さとはこういう面がある、(2)しかしシンプルといってもこういう面がある、(3)だからまず、便利さというものが何かということから考える必要がある、という展開にするといいよ。
 今回の文章は、この総合化の結論部分をじっくり考えた形かなあ。
 次回は、音声入力がんばろう。


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