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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本語は、いままで(感)   バービー

日本語は、いままで(感)

 日本人は、自分の国の言語を国語といったり日本語と言ったりしますが、国語、日本語の対立は実はこの問題と関係があるのだ。国語として日本人が自分の言語を見るときは、完全に内側の視点で見ているのだ。日本語には、明治から今まで百年の間に驚くほど変わった。戦後の四十年間でもどんどんかわっているという野方図な自然言語なのだ。これは、外国に日本語はこれですよと教える時には大きな障害になるわけだ。だから、日本は、これからどうやって日本語を刈り込んで言ったら、国際普及の日本語になるかということを考えなければならない。≪構成≫
 私≪題材≫は最近、『中学受験必須難語600②慣用句・ことわざ・四字熟語編』という本を買ってやっている。でも、これがなかなか覚えられなくて、結構苦労をしているのだ。(苦笑) ≪表現≫特に慣用句だ。四字熟語は母に、
「四つの漢字の意味を覚えれば簡単だよ。」
とこつを教えてくれたので簡単になった。でも、慣用句は覚えようがない。どうしてかというと、単語自体が難しいからだ。たまに、母が普通に慣用句を使ったりするから、私はいつも『へっ?どういう意味?』という事になったりする。 笑≪表現≫
 もう一つ似た話がある。それは、方言だ。私の父側のおじいちゃんとおばあちゃんは静岡に住んでいるからちょっと方言が違う。なので、静岡にたまに遊びに行っておじいちゃんとおばあちゃんに会いに行くと、たまに何を言っているのか分からなくなる。でも、ほとんど私達の方言と似ているので、分かりにくい所はあまりない。まるで、シンガポールにある、『シングリッシュ』みたいだ。≪表現≫
 私は、日本語は結構難しい言葉だなぁ〜と思った。どうしてかというと、読めたとしてもいつつかっていいのかも分からないし、意味が分からなかったらまず、使えないと思う。なので、私はまだ本当の日本人じゃないという事を自分で自覚したのでとても悲しくなった。だから、今度はちゃんと勉強して、凄いかっこいい大人になろうと思う。
 人間にとって言葉は大事だと思う。どうしてかというと、もし言葉がなかったら何も通じないし、コミュニケーションも出来ないつまらない世界になるからだ。なので、これからもみんな、言葉を使わないといけないと私は思う。≪主題≫

   講評   takeko

とてもいい実例が出せましたね!バービーさんは、本当に「外国」から「かりこまれていない日本語」を勉強するために苦戦しているということですね。文中に、こういう表現も本文から引用することもできます。また、外国からということだけでなく、日本国内の方言のことも書けましたね。これは、外国に行ったことがない日本の人でもよく理解できる例です。この二つの例が、内容を充実させています。課題はもうできているので、段落をつなげたり、表記のまちがいを下に書いておくので、注意してみてくださいね。

「要約」自分で「です、ます」を「常体」に書きかえられましたね!あと少しありました。
「言ったりしますが」→「言ったりするが」

表記のまちがい
母に、「四つの漢字の意味を・・・」とこつを教えてくれたので」→「母が、」
「なので」→「だから」
「凄いかっこいい」→「とてもかっこいい」(すごいを使うときは「凄くかっこいい」になりますが、「凄い」ということばの本来の意味は「恐ろしい」ということなので、作文では会話以外では使わないほうがいいです)
入れたほうがいい文、書きかえたほうがいい文
「もう一つ似た話がある」→「日本語のむずかしさについては、もう一つ似た話がある」
「これからもみんな、言葉を使わないといけないと」→「これからもみんな、言葉をたくさん使って(自由自在にあやつれるようにして、など)自分の言いたいことを伝えられるようにしないといけないと私は思う」
(言葉を使わないとだけでは、少し説明不十分なので)
がんばってねー。

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