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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「間」のいかし方   いまの

 そのことを私なりに考えてみると、饒舌の人は、とかく「間」をとることに気が回らなかったり、「間」の必要性を感じていない場合が多いのに対して、話し上手とよばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」をとり入れている違いがあるように思う。いかなる名言、名文句も、同類のものがただすきまもなく積み重ねられるだけでは効果乏しく、文章の力みも、ただそればかりでは弱みに転じてしまうのは苦い教えだ。余韻とか余情、ふくみ、それらはすべて、「間」のいかし方にかかわっているように思われる。空も建物も道もうす暗いパリの街角。ただ一点、遠景の塔らしきものに朱が入っていて、そこに向かって画面が収斂されていくのだ。<要約>私は、人と話すときに適度な間をとることは良いと思う。
 その理由は第一に間を入れないと、相づちも打てず考える余裕もなく、相手との会話が成立しないからだ。私の母は、息をつくまもなく話す。ひたすら何かのことについて、他人に説明しているときなどはなおさらだ。いい?と聞きながらも、その後に間をあけることもなく話しが進んでいく。まるでマシンガントークだ。質問もできやしない。人の話しはだまってきいてくれ!と思うときもよくあるが、まあこれが一般的な親だ。たぶん。
 その理由は第二に、間を大切にしないと空気が読めない子だと判断される場合もあるからだ。例えば、授業のあいさつ。係が
「礼!」
と言った後、どのタイミングでそろえてあいさつをするのか、困るときがある。一人で少し早くいってしまうのも困るし、遅すぎてもいけないし・・・。困る。どうやら周りの子も同じことを思うらしく、微妙なタイミングになる。それもいつも。顔を上げてから二秒、などと決めたらいいのになー、とたまに思う。
 確かに自分の意見を押さえずにガンガン話し合って、おたがいすっきりすることもある。しかし「多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲れさせる」という名言があるように、上手く「間」を取らないと逆効果になることもあるが、「間」は話しをするときには、絶対必要なのだということが分かった。だから私は人と話すときに適度な間を取ることは、良いと思う。これからは、会話で上手く「間」を取っていきたい。

   講評   komiko

 いまのちゃん、こんにちは! 間に関する感想文では、自分の体験実例を引き出すことができていました。「これからの結び」もよく書けていますよ!

 「要約」は、工夫をして引き出してくれましたね。「私は、人と話すときに適度な間をとることは良いと思う。」と、「是非の主題」をしっかりと書けています。「理由一」として「間を入れないと、相づちも打てず考える余裕もなく、相手との会話が成立しないからだ。」と挙げて「まるでマシンガントークだ。質問もできやしない。」と、楽しい「たとえ」に成功しましたね。「体験実例」としてお母さまとの会話を引き出すことができていましたね。「理由二」では、「間を大切にしないと空気が読めない子だと判断される場合もあるからだ。」と、を挙げて「体験実例」として始業前の挨拶について挙げられましたね。第四段落では「反対意見への理解」→「名言の引用」→「是非の主題」→「これからの結び」へと四つのステップを全てまとめ上げられました。自分らしい理由をよく引き出して、頑張っていますね!

 次の五月二十八日(木)は、清書の週になります。進級試験前の清書なので、大事なポイントがぬけているところを付け加えながら、いい清書にしていきましょう。「暗しょうチェック」をしますので五月四週の長文「昔の人の脳といまの人の脳は(感)」の暗しょうにチャレンジしてくださいね。 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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