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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「間」を取り入れること   ピプリー

わたし主題 要約 体験実例 たとえだじゃれ表現 わかったこと 常体で書く 題材 書き出しの工夫 構成。
 話し上手の人がいる。そういう人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」をとり入れている違いがあるように思う。余韻とか余情、ふくみ、それらはすべて、「間」のいかし方にかかわっているように思う。とすると、自然に「間」を必要とするのは、必要とするだけの実質をそなえているもの、ということになるのだろうか。私は、話に「間」を入れたほうがよいと思う。
 理由は第一に、「間」がある会話は話が深まるからだ。話しの中に「間」というものを入れると、皆が楽しく喋られる。例えば、皆がしっかり喋れて、皆が楽しめたら、話が途切れて沈黙する、ということはめったにないだろう。一方、五人中二人がその二人だけで凄い盛り上がっても残りの三人はとてもつまらないであろう。そこから、その三人がまた違う話しをして話しが盛りあがる。それで、話が途切れたら一気に沈黙して、気まずい空気になってします。私は、最近「間」を取り入れ、楽しくお喋りをしている。私のしっている人のなかで、いつも話しが楽しくて、沈黙の場などあったことのない人がいる。それは、学校の授業でのなか。授業中よく話すのは誰?それは先生。小学校の頃から私の学校は教科ごと先生が違ったので、様々な先生と関わりがある。一番話し上手の人は体育の先生だった。その先生はいつも面白くて、沈黙などありえない。どんな人も笑わせて、うまく「間」を取り入れている。私もいつも大爆笑させてくれる。その先生はよくスポーツの話をする。「練習」とか「特訓」はもちろん大切だけれど、「休息」も大切、と教えてくれた先生。私ははじめ、笑ってしまったが笑うことではなかった。いくら練習をしても、休息がなかったら疲れて練習どころではなくなるだろう。だから、話のように上手く「間」を取り入れることは大切だと思った。
 理由は第二に、「間」がなかったら話がつまらなくなってしまうからだ。例えば、一方的に片方が永遠に話し続けたらもう一方が話しにくくなり、つまり反応しにくくなる。自分の事しか考えず、相手を忘れ無我夢中になり…片方が話が終わったらしらける一方だろう。そんな沈黙はどちらの心にも良くない。どちらもいい気持ちとはいえないだろう。沈黙の場、それはとても悪い空気で気持ち悪い感じ。私も体験したことがある。話す話題がなくなり、登下校のとき、最後になると沈黙の場がやってくる。何とか話を盛り上げようとしても、あせってしまい、話もつまらない。それから、私は無意識のうちにきっと「間」というものを取り入れている。もう、二度と沈黙の場を味わいたくない。
 反対意見も考えてみよう。確かに、「多すぎる休息は少なすぎる休息と同じように疲れされる」という名言のように「間」が多すぎても駄目だ。それと、自分のことを大切に伝え、間をいれずに喋ることも大切かもしれない。しかし、「時間を作る第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」。という名言があるように、急がずに「間」を大切に取り入れ、話を盛り上げる必要があるのではないか。だから、私は「間」を取り入れること大切だと思う。

   講評   yuta

◆要約は、いい感じでまとめられています。『私は、話に「間」を入れたほうがよいと思う』という意見。
◆『理由は第一に、「間」がある会話は話が深まるからだ』と簡潔に示し、わかりやすい説明と、体育の先生の体験実例。話の間が上手く取れる人は、スポーツでも自然と上手く休息をとっているのかもしれませんね。おもしろい会話と共に学ぶと、印象に残りますね。
◆『理由は第二に、「間」がなかったら話がつまらなくなってしまうからだ』。第一の理由とは反対側からの視点で理由を示せました。沈黙の時間が自然に受け入れられる間柄は、普段から間を上手く入れながら話している仲なのかもしれませんね。だから沈黙の時間も気にならない。家族なんか、そうですよね。
◆『確かに、「多すぎる休息は……」という名言のように「間」が多すぎても駄目だ』しかし「時間を作る第一の方法は……」というように……『だから、私は「間」を取り入れること大切だと思う』。ダブルで名言を入れるとは、ワザありですね。書き出しの意見に戻ってしめくくれました。
       

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