対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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「自分の時間」 いへゆ
我々は、恐らく、「流れる」時間と、「積み重ねる」時間の双方を交互に体験することになっており、ただここへきて「流れる」時間の呪縛力が強くなっているのだろう。「流れる」時間については、放っておいても体験出来るし、むしろそれに呪縛されている感が強いのだが、「積み重ねる」時間については、我々自身が意識しなければ体験できないことになりつつあるのではないだろうか。
私は自分の時間を意識して行動すべきだと思う。
その方法として第一に、自分の意思で行動することだ。自分の意思で行動することによって、有意義な時間を過ごせると思う。私は今、留学にきて6ヶ月になる。1学期が終わって、2学期になった。しかし、私の1学期が無駄な時間を過ごしすぎたと思う。若干、ホームシックもあったからかもしれないが、日本人でかたまりすぎて、全然英語をはなしていなかった。英語ではなすよりも、日本語をはなす方が簡単だから、楽なほうに流されてしまって時間を無駄にしたと思う。もし、はじめから自分の意思で日本人の輪から離れていたら、もっと英語が上達していたかもしれない。これからは、英語が話せるようになるように、現地の子たちのなかに入っていくように、自分の意思を強く持とうと思う。
第二の方法として、少し先までの計画を立てることだ。自分でやることを決めて、計画をたてれば時間をコントロールできると思う。私はよく小学校のときに、夏休みも宿題を8月31日までほったらかしにして、最後の日に必死でやった記憶がある。やることがいっぱいありすぎて、時間ばかり気にしながら、(たまに泣きながら)宿題と格闘していた。そのときの私は、自分で時間をコントロールしていたのではなく、時間に束縛されていたのだと思う。限られた時間にやることがたくさんありすぎると、その事で頭がいっぱいになってしまってしんどい。やはり、計画をたてて、ゆとりを持って行動すべきだ。
たしかに、周囲に流されて行動することも大切だ。みんなが自分の時間ばかり考えていたら、学校の授業は始まらないだろうし、物事をスムーズに決めれなくなるだろう。そうなれば、社会が機能しなくなる。しかし、「人のまねではなく、自分独自のものだからこそ、名画がうまれる。」のだ。私は、やはり時間を自分のものにするために、意識して行動すべきだと思う。
講評 huzi
時間を積み重ねるためには、ひとつひとつの経験の意味を考え、じっくり味わうことが大切ですね。情報が多すぎたり周囲にあわせてばかりいると、「流れる時間」に流されるままになってしまいます。
「自分の意思で行動する」「少し先までの計画を立てる」と、体験に基づいた具体的な【方法】を述べられましたね。
自分の意思で思うように行動できれば、いいですね。しかし実際、意思が決まるまでには試行錯誤もあるもの。大切なのは、試行錯誤期(流されている時間)に感じた思いを、どう積み重ねて、今後に生かしていけるかでしょう。これができてこそ、次の段階=2番目の【方法】にある計画が生きてくるのだと思います。
【自作名言】作り、慣れてきたね。もう一歩踏み込んで、「おや!?」と思わせる言葉をひねることができるよう、次回作に期待します。
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