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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   間の効果   ハオハオ

 饒舌な人は、間をとることに気が回らなかったり、間の必要を感じていない場合が多いが、話し上手と呼ばれる人は、うまく間を取り入れているように思う。また、沈黙の時間に耐えがたくて、「サーヴィス」の気持ちからおしゃべりで「間を持たせる」というときも確かにある。しかし、自己陶酔に気付かず、弱みに転じてしまうのは苦い教えである。私は、間は必要だと思う。
 第一の理由は、考えたりする時間が必要だからである。例えば、私が小学生の時の放送のクイズである。なぞなぞを読み上げて、五秒とたたないうちに、
「わかりましたか。答えは○○です。」
と答えを読み上げてしまうのである。考える暇もない程、棒読みで、時間配分を考えていないクイズだった。考えたり、感じたりするのに、やはり「間」は必要だと思う。
 第二の理由は伝えたいことを強調するのに大切だと思うからだ。私はまだ基礎練習なのだが、先輩たちは、EXILEという歌手の「TiAmo」という曲を弾いている。サビの直前にすっと音が小さくなる。そして、サビでメロディを弾くマンドリンの音が大きく響くのだ。バラード風の切ない曲なので、その「間」は、切なさを漂わせるのにすごくよい効果を出していると思う。歌舞伎か他のものかは忘れたが、舞台で休憩が終わった直後、役者は少し小さい声で舞台を始めるのだという。客が、
「なんと言っているのだろう」
と思って、休憩直後のざわめきを静めるのだそうだ。自分の伝えたいことを、より伝えやすく感じてもらうようにするには、直前の「間」も大切だと思う。
 確かに、自分の言いたいことをたたみかけて自分の意見を(強引に)通すには、間は邪魔である。それに、「ライオンは、一匹のウサギを倒すにも全力を尽くす」という名言があるように、全力で物事に当たるのは悪いことではない。しかし、無理に強引に自分の意見を通さなくてはいけない場面というのはそうあるものではない。話し合って決めた方がいいに決まっている。それに、たたみかけなくても、言い方ひとつで、同じことを言っていても印象は変わるものである。穏便に話を進めるのに、やはり「間」は有効なものだ。だから私は間は必要だと思う。

   講評   kaki

4段落目の終わりが、ぐっと良くなったよ。
中間テストガンバレ!!

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