対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
良い道探し うさちゃん
こればかりは自分で体験するしかない。第一には旅をすることだ。地球上にはまだ昔ながらの素朴な生活を営んでいるところがいくつもある。わたしはそういう土地に行き、その生き方になじむことで、自分の生きている大都会の生きがいに反自然な人工的なものかを知った。と同時に彼らのその生のほうがいかに人間らしく、自然と調和しているかを味わった。自分たちがいかに文明の提供する便利や快適の誘惑によって、余計ものを多くもたされているか、それらの過剰によって生そのものを見えなくしているかを知らされるのである。
確かに、便利で快適な生活は良いとおもう。
科学の発達により、私たちの生活は、どんどん便利で快適になっている。これから夏になると、エアコン、扇風機は毎日欠かせなくなってくる。いくら昔のような電気に頼らない生活がいいといったって、うちわで扇ぎながら何かをするというのはなかなか難しい。今は、電気を使わないと生活ができないというのが現状である。だから、科学の発達を使って、発電などで電気を沢山作ればよいのではないかと思う。それこそ、風力発電、太陽光発電など、いまはこういう自然の力の出番なのではないか。
しかし、機械化されていないシンプルな生活も良いと思う。
私は幼い頃、となりのトトロの世界の生活にあこがれていた。とくに、かまどにまきを入れ、火をおこすというのは、ずっとやってみたいと思っていた。前にも述べたように、今は電気を使わないと生活できないというのが現状だ。しかし、その電気のために、失われているものもある。私は少し前に、学校の遠足で、山のふるさと村というところに行ったことがある。そこにはたくさんの緑があり、とても生をかんじられるところであった。実は、そこは東京都の中である。バスから、降りたとき、東京都とは思えない空気、景色に、とても驚いた。しかし、ガイドさんの話によると少しずつその緑が減ってきているというのだ。私たちは、残りわずかの緑を守らなくてはならないという責任を感じて、今年の記念祭のテーマは、環境学習ということになった。
確かに機械化された便利で快適な生活にも、素朴でシンプルな生活にもそれぞれ良さがある。
しかし、一番大切なことは、「私たちの人生は私たちが費やしただけの価値がある。」という名言もあるように、
自分の満足いく生きかたをつねに探しながら生きていくことである。
講評 tama
便利で快適な生活に慣れていると、機械化されていない不便な生活を想像することも難しいですが、実際に便利なものが何もない環境に身を置いてみると、自然の素晴らしさや、命の大切さに気付かされますね。どちらの生活がよいかということではなく、「自分にとって満足のいく生き方を…」というところが非常によかったです。文章の中心が絞られており、よくまとまっています。
【複数の意見・実例】 昔の人の「あったらいいな」という発想から、今のような便利で快適な生活が生まれてきたことを考えると、私たちの生活は理想的なものであると言えるでしょう。一旦手に入れてしまうと、科学の力を借りない生活に逆戻りすることはできなくなってしまいますね。
その反面、「となりのトトロ」に出てくるような生活にあこがれるのは、やはり人間は本来、自然の中で生活をしていくべき生き物だからなのかもしれません。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |