対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   会話は楽しく   かまむ

 落語は、語る人が変わるだけで、その楽しさも変わる。おもしろく声の調子を変えたり、いろんな表情をしてみたり、うまく間を取り入れていくと、おもしろい落語が出来上がる。しかし、声がずっと一本調子で、無表情で、ずっと止まらずしゃべっている落語が楽しいと言う人はあまり見かけない。落語だけではない。店先で牛乳の宣伝を任されたらどうするか、しゃべらなくてはいけなくなる。それも小さな声でしゃべっても聞こえないから大きな声で。説得させなくてはいけないから熱心だと思わせなくてはいけない。そうして私たちは「間」を生かし、それに自然とふさわしい内容を備えられるように心がけるべきだと思う。
 その理由の一つ目は、話し合いなどでも一方的に話されると、理解しようとしているうちに違う話になってしまって、しまいには何の話をしていたのか分からなくなってしまうことである。私はホームスクールをしているが、よく計算問題をしていると、チンプンカンプンになることになるがある。そんなときは、母が説明してくれる。ところが、とても難しい問題などでは説明してくれた前よりも分からなくなってしまうことがある。脳が母の言葉にどんどんひねられていってプツッと切れたみたいな気持ちになってしまうのである。そして止めようにも止められなくなり、だらだらとレッスンが続いた後、この言葉が出てくる。
「あんた、聞いてるの?」
そのときは聞いていた。まるでこの地球に音というものがないかのような静けさの後、嵐が来た。読書の皆さんも誰かと話しているとき、相手がよそよそしいときなどは、もしかしたら、あなたはだらだらしゃべっているのかもしれない。注意しよう。
 理由その二は、「間」を取ることで注意を引くことが出来ることである。私はディズニーランドが大好きである。しかしディズニーランドはまだ神秘的なところである。それは、時々何かすごいことがあったときに行くからである。しかし、考えてみればディズニーランドは行き過ぎるとその魅力は消えてしまう。時々だけ行くからこそ、世界中の人の注意を引くのである。
 確かに正確に急いで話すときなどは、一方的に話したほうが良いが、「間」を生かして自然な内容の会話のほうが生き生きして楽しく感じられるのではないだろうか。こういう名言もある。「時間を作る第1の方法は急ぐことではなく、どこに時間を使うかである。」このように、生きがいがあるような会話を作ってみんなと一緒に楽しみたいと思う。

   講評   kamo

 感想文の清書だったけれど、第一段落をよく工夫したね。なるほど、落語はいい例でした。そのほか、少し直したところもあって、ますますよくなりました。
 2月の清書入選おめでとう!
 またがんばって進めていきましょう。まずは進級テストだね。かまむさんなら心配はないけれど、しっかり準備をしておいてね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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