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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   相手のことを考えて   こゆき

 「旅は道づれ」と言いながら、おしゃべりの人といっしょの長旅には疲れるという人は少なくないでしょう。また、相手とのあいだの沈黙の時間に耐えがたくて、「サーヴィス」の気持ちから何とかおしゃべりして「間を持たせる」というときも確かにあります。風も通さない饒舌は、聞いているほうも苦しくなり、終わった時には、さて、何を聞いたのかということにもなりかねません。余韻とか余情、ふくみ、それらはすべて、「間」のいかし方にかかわっているように思われます。<要約>
 間を持たせることは大切だ。その第一の理由は、間がないと、言葉のキャッチボールができないからだ。話す側の人が、間を持たせることで、聞く側の人が納得し、意見を言う。相手のことも考えて、相手に聞きやすいように考えて話すことが重要だ。その点、学校や塾などの先生は、間をとって子供たちが分かったかどうかを確認する。私は、ぺらぺらと、まるで朗読のように<例え>間を持たせずに話し続ける先生はあまり見たことがない。ほどよい間を持たせることが大切なのである。<第一の理由>
 第二の理由は、休息をしないと、力を出すことができないからだ。人間でも、睡眠をとらなければ、明日、力を発揮できない。音楽の曲でも、適度に力を緩める部分があるからこそ、すっと力を入れっぱなしの曲よりもきれいな曲になる。緩めていた分だけ、よりきれいで、力のある声になる。それと同じで、間があるとそれだけいい言葉になるからだ。
<第二の理由>
 確かに、間を取りすぎるのも、逆にうんざりする。<反対意見の理解>ライオンは、一匹のウサギを倒すためにも、全力を尽くす<名言の引用>、というように、相手はどのように話したら理解しやすいか、といろいろ考えることが大切である。<是非の主題>

   講評   koni


【複数の理由】 複数の理由を挙げることができました。

【体験実例】 どちらの説明もよくできています。音楽を例に挙げたところもいいね。音楽は、とくに強弱を意識するものね。盛り上がるところと余韻に浸るところがはっきりしている。演奏するほうもそこを意識するものね。わかりやすい実例ですばらしい。

【ユーモア表現・名言の引用】 名言の引用ができたね。

【是非の主題・反対意見の理解】 反対意見の理解をした後に、自分の意見を再度主張してまとめることができました。3点セットでまとめることができたね。反対意見の理解をもう一つ入れてもいいかも。例「確かに間を取りすぎるのも逆にうんざりするし、間だけを意識することは、本末転倒で内容が大事だということもよくわかる。しかし〜」

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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