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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   父としての役割   cherry

 父としての役割は、立派な父でないと果たすことができない。立派でない父が家族を統合しようとし、理念を掲げても、家族から無視されるだけである。立派な父が必要とされているのに、しかしその立派な父が育ちにくいのが現代社会である。そもそも「立派」などというものが流行らない世の中なのだ。「正直」だの「誠実」だのという抽象的な徳目を唱える父親は、子どもたちから煙がられる。「ありのまま」がよいとされ、「立派」なのは無視していると見られ、不自然だとみなされる。父でなくなった父の典型が「友達のような父親」である。彼らは、上下の関係を意識的に捨ててしまった。価値観を押し付けることは絶対にしない。子どもの自主性を重んじて決して強制はしない。何をするのも自由放任なのである。しかし、そういう父親の子どもは「自由な意思」を持つようにはなるが、「よい意思」をもつようにはならない。
 「厳しく、立派な父親」は良いと思う。私のお父さんは、どちらかというと「厳しく、立派な父親」だと思う。お父さんは、いけないことをしたらすぐに頭を叩くし、キレるしで、嫌になることがしょっちゅうあるけれど、そういうふうに、大人になるまでにしつけておかなければならないことをきちんと教えてくれて、とても立派な父親だと思う。
 しかし反対に、「友達のような父親」も良いと思う。友達のような父親の方が、色んな悩みを気楽に相談できるし、なんでも聞いてくれる気がするからだ。そして、遊園地や映画館、どこにでも2人で仲良くいけると思う。
 確かに、「厳しく、立派な父親」も「友達のような父親」も良いと思う。しかしそこでもっとも大切なことは、「他人から尊重されるためには、まず自分で自分を尊重できなければならない」という名言があるように、父親が自分自身に自信を持って子育てをしていくことである。

   講評   kira

 cherryちゃん、こんにちは。また、いつか作文で出会える日を楽しみにしています!

 勉強も、テニスもお習字も、オーケストラも、がんばってくださいね。




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