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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   リラックス   はっしー

日常生活における「何もしないでいる」時間というのは、芝居の「暗転」や「幕間」と似ている。多くの観客がここでほっとするのは、こらえていたおしっこをするためにトイレに駆け込めるからではない。無意識であれそれまで「流れ」として連続していた時間を、「積み重ね」として体験しなおすことができるからであり、その呪縛から逃れ出ることができるからである。つまり「流れる」時間については、放っておいても体験できるし、むしろそれに呪縛されている感が強いのだが、「積み重ねる時間」については、われわれ自身が意識し、工夫しなければ体験できないことになりつつあるのではないだろうか。そんななか私たちは普段の生活の中に休息を見出すべきである。
 休息を見出す方法の第一としては自分が休息できるような趣味を持つことだ。自分にも趣味というものが欲しいのだがいまだに見つからないでいる。しかし見つけられれば、自分の中で「積み重ねる時間」を作ることができるようになる。
 第二の方法としては拘束時間を評価するのではなくその結果を評価するような社会を作ることだ。「拘束」という言葉自体もともとネガティブなものなので、もしリラックスしようとしてもそこから「逃避」することしかできない。はっ…!そうかこれが現実逃避!(笑)
だからこそ彼が必要なのだ。
 確かに何もしないという時間も大切である。しかし私たちは自分から行う能動的なリラックス手段を持つことも大切である。

   講評   jun

 要約は、長文の内容をしっかり理解してまとめることができています。「流れる時間」と「積み重ねる時間」というのがこの長文のキーワードですね。時間に追われるような生活の中で、ただ漫然と時を過ごすのではなく、意識して時間を積み重ねていくことが大切だと言えるでしょう。
 第一の方法として、趣味を持つことが挙げられていますが、時間つぶしのための趣味ではなく、有意義な時間を過ごすための趣味である必要がありますね。暇だから何かをしようというのではなく、○○をするために時間を使おうという積極的に取り組める趣味です。
 第二の方法は、密度の高い時間を過ごすためには重要なことですね。この段落にはユーモア表現も入りました。拘束時間が長ければ誰でも現実逃避したくなりますよね(笑)。
 結びの段落には、自作名言も入れてみてください。「●●とは、Aではなく、Bである。」という形になっていればOKです。
                             

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