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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   創造は   ムーン

創造には、情念の力がいる。芸術における創造はもちろん、あらゆる学問にも、また日常生活にもそれはいえることだろう。エジソンの言葉に、「必要は成功の母」というのがある。何か必要であって発明あるいは創造が生まれるという意味だが、問題はこの「必要」という言葉の解釈である。「必要」は、英語でおもに二通りの表現の仕方がある。ニーズとウォントである。だが、同じように「必要」と訳されながら、この二つの言葉の実際の意味は、かなり違うのだ。「ニーズ」という言葉は、空間的にいえば外部の状況を判断して、割り出した必要性であり、時間的に見ると、過去から現在にかけて人間が経験したこと、得たものを基準にして割り出した必要性という意味に使われる。これに対して「ウォント」は、自分の内部から出てくる必要性であり、現在と未来に時間軸をとった上での必要性を意味している。ものを創る過程には、総じて飛躍というものが必要である。創造しようとするものが、過去に類を見ない新しいものであればあるほど、なおさら、飛躍することが大事になってくる。そして飛躍には、内なる欲望の力を借りなければならないのである。だから私は、「必要だからする」というのではなく、「したいからする」という内なる熱い動機を大切にする生き方をしたい。
そのための方法としてはまず第一に、目標を定め、その目標を実現させるという強い信念を持つことだ。私も、大学受験の際に指定校推薦で大学が決まっていたので、やる気が違った。
また、第二の方法としては、社会の固定観念に惑わされないことだ。いい大学を出ていい会社に就職するという狭い考え方では、結局は「必要だからする」という考え方に流されてしまう。内なる熱い動機を大切にするためには社会の固定観念に惑わされず自分の心の叫びに耳を傾けなくてはいけない。
確かに、今やらなければならないことを見きわめることも大切だ。しかし、『知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。』という名言があるように、私は自分の内側から湧き出るような熱意を大事にして物事に取り組んでいきたい。

   講評   yuta

◆要約はいいところを選べていますが、ちょっと長いですね。半分程でまとめてみてください。 生き方の主題は『私は、「必要だからする」というのではなく、「したいからする」という内なる熱い動機を大切にする生き方をしたい』という意見。
◆方法一『目標を定め、その目標を実現させるという強い信念を持つこと』。大学受験では、志望校が具体的に決まっていたために、やる気が起きたのですね。私も入試はいつも一校しか受けませんでした。 目標が決まる前と決まった後の心境や行動の変化をくわしく紹介しましょう。
◆方法二『社会の固定観念に惑わされないこと』。“よい学校よい会社だ”と世間が言っているからそこに行くという選び方をしたら、たぶん自分の人生にいつか行き詰まります。自分のやりたいことを求めて、道を選んでいきたいですね。
◆『確かに、今やらなければならないことを見きわめることも大切だ』と反対意見への理解を示した上で、『しかし「知識がはしごを作ったのではなく……」』と名言を引用して書き出しの意見に戻れました。
       

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