対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ノンフィクションの書き手は まじめさん
ノンフィクションの書き手は、在るものを映そうとし事実があるのではなく、個人にとっての事実しかないという立場を承認することでもある。つまり、ノンフィクションとは事実の断片による、事実に関するひとつの仮説にすぎないのだ。フィクションの書き手は、在らしめるため真実に近づくために創作するのである。
確かに、事実をその通りに伝えることが大事なのである。例えば、僕の中間期末のテストをして、テストの成績が渡された。その成績を見てみると、とても悪いのである。でも、その成績が悪いのは自分がテスト勉強をきちんとしなかったからという事実を伝えようとしているのである。成績を上げたいなら、もっともっと一生懸命勉強を頑張ってしなければならないと思った。
しかし、時と場合によっては、多少のウソを許される場合もある。例えば、今病院で入院をしている患者がいたとする。その患者さんは、重い肺炎やガンの患者さんである。患者さんは、普通に入院していてあと数日で退院できると自分で思っていると思う。でも、ドクターはなかなかそういう患者さんに正直に
「あなたはガンです」
とは、言いにくいと思う。聞いた患者さんも「絶対ウソよ」と思ってショックを受けると思う。でも、それを言わないといけないけどなかなか言いにくてちょっと軽めの症状を言ったりすると思うのだ。それ以外にも、新聞は世界の人々が読む重要なものである。新聞には、事件や事故や改革などの大事なことを載している。これを見た人たちは、「これは本当か!?」と思い込むのだ。でも、この記事がウソの記事だとするとなかなかそのニュースが人はウソだとは信じないと思うのである。ウソだとわかると人々は、「どうしてこんな記事を新聞に載せたんや」と言う怒りの声も聞こえてくると思う。
大事なことは事実をその通りに伝えていくことも、創作を加えてより真実に近づくのもどちらも大切なことだと思う。でも、一番大切なことは『読書とは、自分の頭で考えることではなく、他人の頭で考えることである』という名言があるように、何を伝えたいのかという目的である。その目的によって方法もまた異なってくるのである。
講評 utiwa
こんにちは、まじめちゃん。
構成図をもとにしたため、体験実例がとても具体的に書けています。特に患者さんとドクターのやりとりを想像したところなどはうまく書けていると思います。新聞記事も、「どうしてこんな記事を…」という会話を入れるなど、自分の考えたことをわかりやすく伝えられています。この調子です。最後の名言ですが、まとめの言葉とくい違っています。確かに名言自体、何を意味するのかとらえるのも難しいし、引用となればたくさんの名言を知っていないとできないのでさらに厳しいですね。日頃から、本や新聞で読んで「心に残った言葉」をメモしておくと、作文に使いやすいでしょう。
今後も、「長文を読んで要約する。知らない言葉は辞書で引いて予習しておく」「構成図をくわしく書く」「新聞のコラムや投書欄を読む」などをしっかりやってください。ゆっくり確実に力がついてきます。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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