対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2426 今日2165 合計54501
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   経験に勝る知識なし   あほーどり

 物事を判断するときや味わったりするときには、予備知識や固定観念が邪魔になることがある。ものを見たり接したりするときにはこれまでの知識をいったん横へおいて、無心のうちに接して、跡で照らし合わせるのがいいが、それは難しいことである。
 知識は大切だが、知識にがんじがらめにされず、柔軟な感覚を失わないようにしなくてはならない。
 知識にとらわれずに見るということは大切であると思う。その理由として第一に、限定的な知識を持ってしまうと、全体像が見えなくなってしまうからである。
ものでも人でも、その悪い一部分、あるいはよい一部分だけの情報を得てしまうと、ほかの大部分の情報を得ようとも考えずに決め付けてしまう可能性がある。
第二の理由として、知識として入ってくる情報は、人なり本なりを通した誰かの主観だからである。
「みんなそう言っているのだからそういうものなのだろう」という風に考えてしまうのは思考停止しているといえるのではないだろうか。私も、内容を聞きかじった映画の結末について深く考えようとしなかったが、何も聞かされなければもう少し自分の考えを持っていたかもしれない。
確かに要点をつかむためには予備知識は役に立つかもしれない。しかし、「経験は最善の教師である」という言葉もあるように、自分で見る以上のものを得ることはできないだろう。まして、他人の考えによる予備知識によって自分の考えを変えてしまう、考えることをやめてしまうという事態はあってはならない。

   講評   hota

 細かいところいくつか以外は、特に言うことがありません。きちんと書けています。では、その細かいところを少し。

 要約は、やはり最後の「自分の感性を信じつつ、なお一般的な知識や、他の人びとの声に耳をかたむける余裕、このきわどいバランスの上に私たちの感受性というものは成り立たねばならない。」は入れておきたいですね。

 「体験実例」は、理由の2の方に入っていますが、できれば理由1の方にも「体験実例」か「社会実例」の具体的な実例を。

 最後、できればもう一度、「是非の主題」を書いて終わると、自分の主張がはっきりします。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)