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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   比喩を使用して   ピプリー

 紙風船は打ち上げてもまたふわりふわりと落ちてくる。この詩のいのちは、美しい願いごとのようにというすばらしい「比喩」にあるといえるだろう。二つの物があまりに違いすぎる、不相応だという意味ですが、このことわざ自体、つきとスッポンという非常に遠いものを結びつけて、「付きとスッポンのようだ」としているために、長くわたしたちの印象に残ることとなったと私は思う。比喩とは、技術的なものにも大きな働きをする。だから私は、比喩で表現を表すことは良いと思う。
 第一の理由は、比喩で表すと印象的だから分かりやすいのだ。例えば、料理。私も体験したことがある。 小学五年生だった私は初めて家庭科の授業を受けた時のことだ。包丁で野菜を切り、サラダを作ることになった。私は、あまり包丁になれていなくて、困っていたのだった。そこに、仲の良い料理が得意な友達が来て、一言アドバイスしてもらった。
「手は、猫の手のように。少しずつずらしてね。」
と丁寧に教えてくれた。そして、見事怪我もせず、安全に楽しくサラダが作れた。他にも、料理では様々な説明の仕方がある。この前、中学校で「比喩」について学んだ。比喩には「隠喩」や「直喩」がある。私はよく直喩を使う。例えば、〜のように、と分かりやすく比喩を使うのが直喩である。隠喩は直喩と対照的で、〜のように、とは違い直接的ではない表現の仕方が隠喩だ。こういった沢山の使用が出来る「比喩」は、理解しやすく使いやすい表現の仕方だと思った。
 第二の理由は、比喩を使用しないと理解しにくいからだ。例えば、数字などで計算し沢山の表し方をする。確かに正確かもしれないが、あまりしっかりと頭にこない。他にも、電話で説明するときに、普通に言うと分かるは分かるのだが、しっくりこない。でも、ちょっとした「比喩」を使用すると、印象的で、分かりやすくてよい。
 反対意見も考えてみよう。確かに、数字などを使い、より正確に伝えなければならない時もある。しかし、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」。という名言のように、比喩を使用し、より相手に印象的に伝えることが大切だと思う。だから私は、比喩で表現を表すことは良いと思う。

   講評   yuta

◆要約は、工夫をして良い長さでまとめましたね。 3文目『「月とスッポン」ということわざは、二つの物があまりに違いすぎる、不相応だという意味だが、』
 是非の主題は『比喩で表現を表すことは良い』。
◆『第一の理由は、比喩で表すと印象的だから分かりやすいのだ』。ドキドキの包丁。慣れていないと、どうしたらいいのか困ってしまいますよね。そこに『猫の手のように』というアドバイス。緊張しているときにも、比喩はわかりやすく伝わりますね。この説明を聞いたとき、わたしも「上手いこと言うなぁ」と感心しました。
◆『第二の理由は、比喩を使用しないと理解しにくいからだ』。数字は“確かに正確かもしれない”けれど、イメージしにくいんですよね〜。
◆『確かに、数字などを使い、より正確に伝えなければならない時もある』しかし「辞書のような人間に……」。という名言のように……。書き出しの意見に戻ってしめくくれました。比喩は、相手にわかりやすく伝えようとする愛情とも言えるかもしれませんね。
       

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