対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2356 今日2446 合計11800
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   直感と論理   ショウ

 今までの科学と、科学教育の落とし穴は、データに基づいた論理的推理を展開し、科学的な対面を保たなければならない、ということだ。学会で発表する時は、ふと思いついた発想には一言も触れないのだ。幸い、今では多くの人がこのことに気づき始めた。大切なのは、科学も技術も、普通思われているのとは異なって、ずっと人間的なものなのだということを、深刻に意識することである。
 理屈に縛られない直感は素晴らしい。万有引力の法則を発見したニュートンは、自分の庭のリンゴの木から実が落ちるのを見て、法則を発見した。このように、ちょっとしたことから偉大な発明が生まれるのは、直感、というものがあるからだ。国語で俳句・短歌を作る時、いつまでも立派なものを作ろうと考えていても、なかなか良い俳句はできない。思い浮かんだことをパッと俳句にすると、なかなか良いものが出来たりするのだ。
 しかし、論理的な思考も大切である。数学の問題では、直感で解いてあたる、ということはほとんどない。論理的に考えれば、全て納得のいく問題だ。直感だけで解こうとしても不可能なのだ。例えば、僕は、中一のころ、方程式の利用、という単元がなかなか理解できずに困っていた。その一番大きな要因は、論理的に考えようとしていなかったことだ。こんな感じかな?といっていつも式を立てていたのだ。ところが、数学の先生に今の五倍よく考えて、と言われ、何度も何度も考え直していると、ここはこうなるはずはないのではないか、と思うようになってきて、今ではほとんどの問題を解けるようになった。
 確かに、直感も論理的な思考も大切である。しかし、もっとも重要なことは、「知識がはしごを作ったのではなく、二階にあがりたいという熱意がはしごを作ったのだ」という名言もあるように、熱意を持って物事に向かっていくことである。

   講評   hamati

●構成:複数の意見:「直感」と「論理」の二つの対照的な考え方について、それぞれよいところがあると主張することができましたね。とてもよいですよ。
●題材:体験実例:直感に関しては、ニュートンの事例と、俳句について書くことができました。俳句については、うまい俳句を実際に思いついたときのことを書くと、さらによいですね。「論理」に関しての数学の事例は、とてもくわしくてよいですね。方程式は、論理的に考えることの代表選手ですね。
●表現:名言の引用:第三の意見につながる名言を思いつくことができましたね。すばらしいですよ。
●主題:総合化の主題:名言から導くことができましたね。書き方の流れが、とてもよいです。
●体験事例は、なるべく自分が体験した、という形で入れることが説得力を持たせることにつながります。ショウ君の人柄や個性を表現することもできますよ。もうすぐ日本ですね。残り少ない今の場所での生活を楽しんでくださいね。よくがんばりました。



毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)