対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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人間の義務 ちこちこ
私は、自分の利益だけでなく、他人の利益を考えられる人間になりたい。
その方法としては第一に、自分の意見をしっかりと持つことだ。
昨年の文化祭で、クラスで何の店を出すかについて話し合いをした。「これをしたい」「あれがいい」と意見をたくさん出している人もいた。私も友達と一緒に、少しであるが意見を出していた。
たくさんの意見が黒板に書かれた。しかし、そのような中、こそこそと何かを話している生徒たちがいた。
「これ、いやだ。」
彼女たちは、出された意見に対して、文句を言っていた。彼女たちは気に入る意見がなかったらしい。みんなが納得したものにしたいという先生の意見から、たくさんの意見は保留になった。そして、先生が、彼女たちに、
「では、あなたたちはどのようにしたいですか?」
とたずねた。
意見を言うのかと思ったが、彼女たちは何も言わない。まるでのら犬が子猫になったようだ。
結局彼女たちが意見を言うことはなかった。私は、意見を持たずに批判ばかりするのはどうかと思った。また、どうしても思いつかないのなら、まわりのことを考えるべきだと思った。批判をするには、自分の意見をしっかりと持たなくてはいけないということを改めて実感した。
第二の方法としては、視野を広く持つことだ。
たとえば、議論をするとき。国会では、様々な議員がたくさんの意見を出す。このあいだ、定額給付金について、議論がなされた。定額給付金制度に、絶対賛成、絶対反対という議員が多かった。私たち国民からみると、党同士で争っているように見えた。視野を広くして、冷静に判断をすることが、私たち国民のためになると私は思う。党の利益ばかりを考えずに、私たち国民のことを考えてほしい。
織田信長は、鉄砲やキリスト教などを取り入れた。鉄砲によって、様々な戦いに勝つことができた。また、キリスト今日によって、国は安定していた。日本にないものを取り入れるという広い視野が、あの時代の日本を支えたのだ。
確かに、自分の利益を守ることも大切だ。しかし、自分だけが利益を得て、他人が利益を得られないと、平和で平等な世界をつくることはできない。
「他人の幸せと自分の幸せは同等だ。」
自分だけでなく、他人も大事にすることが私たち人間の義務なのだ。
講評 sarasa
ちこちこさん、こんにちは。
いよいよ7月に突入です! そろそろ夏休みの計画を立て始める頃でしょうか?
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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