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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   落ちて来たら(感)   まいう

□落ちて来たら
 今度は
 もっと高く
 もっともっと高く
 何度でも
 打ち上げよう
 美しい願いごとのように
 この詩のいのちは、
 美しい願いごとのように
というすばらしい「比喩」にあると言えるだろう。作者は、この詩について「風船はどんなに高く打ち上げても、それは地に落ちる」「願いごとの多くはむなしい」というニュアンスから、どうしたら抜け出すことができるかに努力したと述べている。比喩を、日常の会話でも効果的に使うと、表現が生きてくる。比喩は大切だと思う。「是非の主題」
□その第一の理由としては比喩を使うと印象的にわかりやすく表現できるからだ。「複数の理由一」たとえば職場での会話で、Aさんがした仕事に対して、Bさんに間違いを鬼の首を取ったように指摘されたと比喩を使って表現したとする。すると、Bさんに得意げに強い調子で指摘され、Aさんがその時受けたイラっとした気持ちと悔しく感じた気持ちが聞き手にもイメージとしてわかりやすく伝わることになる。「体験実例」このように比喩を使って表現しようとするのは楽しい作業であり、自分の中でもどういう例えを使えば相手にわかってもらえるかを考えることで自分の中でもその事柄に対する理解が深まることになる。
□次に第二の理由としては、比喩を使わないと話の内容を説明するのに時間がかかるからだ。「複数の理由二」前段落で挙げた例は比喩を使っているのでイメージとして右脳的情報として瞬時に伝わるが、比喩を使わずにその時の状況や心情を表現しようとすると、いろいろと言葉を並べたてないと表現し切れなく難しいだろう。長々と多くの言葉を並べて説明していたものが、比喩を使えばひょいひょい、ひゆひゆっと表現できるのである。「ユーモア表現」
□確かに、数字などを使って正確に表す方が適している場合もある。「反対意見への理解」しかし、『辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。』「名言の引用」という名言があるようにときには比喩を使いながら自分なりの表現を工夫していくことも大切である。「是非の主題」工夫することで自分の理解を深めることになるし、うまく比喩を使って表現できれば聞き手に理解してもらえる。またボキャブラリーを増やし、表現力を磨くことになるだろう。

   講評   suman

 まいうさん、1週間の仕事を終えた後の、金曜夜の作文提出、お疲れさまでした。自分を磨くため、毎週作文に取り組んでおられるのに、頭が下がります。
 今週の感想文も、体験実例として職場での会話を取り上げたのは、社会人ならではだなあと思いました。「鬼の首を取ったように」人の欠点をあげつらう人って、確かにいますね。まいうさんが書いたように、Bさんの得意げな様子とAさんの「受けたイラっとした気持ちと悔しく感じた気持ち」が、イメージとしてよく伝わってきます。比喩の力というのは、たいしたものです。
 ユーモア表現、苦労の後がしのばれてほほえましいです。^_^;
 是非の主題も、しっかりとまとめました。小説を読むと、小説家は巧みで斬新な比喩を駆使して、あざやかなイメージの世界を作品の世界で繰り広げています。もちろん、小説家のようにはいかないにしても、比喩を使って自分らしい表現を工夫し、表現の世界を広げていきたいものですね。
           
            
              

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