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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本人のあいまいさについて   ドレミ

 日本人の好む「余白」だが、言うまでもなく、可能性を意味する。「余白」は画家とかん賞者の共有の空間なのである。「余白」の美とは、「甘え」の美、ともいえるわけで、作者は残りの空間を相手にゆだね、かん賞はそこを勝手に想像することで、作品を完成させるのだ。これども、さらに視点を移してみると、それはある種の「自由」であり、「寛容」であり、「希望」ですらあるといえよう。
 私のお家の中でもよくあいまいさが出てくる。私の父は母によく、何が言いたいのかわからない。と言う。どうしてかというと、父は海外生活が多かったからという理由と母は京都の人だからだ。
 京都は戦争がくりかえされていた場所だ。たとえば今日、Aさんにうちていかなければならないが、明日はBさんについていかなければならない。そういう時代が続いたからだ。そうして余白の文化が生まれたのだ。京都はまるで小さな日本文化をあらわしている。こんな事を知ったのははじめてだ。たとえばコーヒーカップのような物でも、中国やかん国の人たちが好むのは、一般に均整のとれた明るく光る美しいものだ。それに対して日本人が好むものは、少しゆがみがあるくすんだ色のものだと文中で知った。
 この美意識は、建物などにも表れていて、法隆寺の建築物の配置は、左右が不均等に作られている。同時代の中国やかん国の代表的な建築物は、左右が均等に配置されている。
 もし私の今使っている教科書が、ぎっちりと文字が書いてあったら、私の頭の中がこんらんして、めちゃくちゃになると思う。
 私が母に、
「もし教科書がぎっしりと文字が書いてあったらどう思う。」
「少し読む気をなくすわねえ。研究者たちはそういう本を読むこれど。」
と答えてくれた。
 海外に出たらこのあいまいさは理解してもらえないこともあると解った。注意していこうと思った。

   講評   kei


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