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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   光かがやく心   ひろみ

 真っ黒な色の小さなものが家中走りまわっている。それは、私の愛犬ショコラだ。犬種はチワワで、世界最小の犬である。初めてショコラが私の家へやって来た時、すぐに気付いたのだが胸に白い色の十字のもようがある。まるで神様のお使いのようだ。
 ショコラは、オスだから、とてもいたずらっ子である。例えばとり肉などの脂身がごみ箱にすててあると、そこをあさって捨ててある物を食べてしまう。でも、ショコラをペットとして飼ってみたいと思ったのは私なのだから、そんなショコラでもかわいく思えてくる「あばたもえくぼ」なのだ。その反面さみしがりやであり、家族を思いやるやさしい心の持ち主でもある。
 そういうことが分かるのは、例えばこんな時だ。ある日、私は母におこられていた。するとショコラが母におこったようにほえるのだ。私と母は顔を見合わせて笑った。おもしろくなって、私はある実験をしてみた。まず、私が母をいじめてみる。次に父が母をいじめてみる。最後に母が父をいじめてみる。
 初めの実験は、ショコラは私にほえてきて、二番目のは父にほえてくる。そして最後の実験では、黒いシッポが左右に大きくふられていたのである。もっとひどいことを言うと、母をおうえんしていたのである。
 ふだん父におこられているショコラは、家の中で一番権力を持っているのは父だと思ったのだと思う。そして、弱い者をおうえんしたのだ。だから、私はケーキのショコラ味のように甘い物をショコラにあげたい。けんかなどはいけない。みんな仲良くしなければという光かがやく心を持っているショコラに。
 ある意味、動物は人間よりすぐれた能力をもっているのではないかと思う。犬を飼ったことで、大きく変わったことは、何かを愛すことで、日々の生活が楽しくなってくることだ。

   講評   hira

「胸に白い色の十字の模様」これを作文の副題にしたいなあ。本当に動物は人間より優れた能力を持っているのでしょうね。それに気づき、豊かな表現で書き記せるひろみちゃんも素敵です。また、この調子で8月も頑張りましょう!

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