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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   コップ100杯の愛情   ファラオ

現在、日本では「赤ちゃんことば」という現象が広く流布しているが、日本と違ってフランスでは赤ちゃんことばはほとんど聞かれないのだという。
日本のように子供に合わせた教育はよい。代々、日本は家族がどこでも一緒だった。部屋はすべてつながっていて、しきりがあるとしても、今の様なドアではなく、ちょっとした音も漏れてしまう障子やふすまだ。寝る時だって、仲良くふとんを並べて一緒の部屋で寝る。この様な家の構造は日本にしかないだろう。だからこそ、子供の近くにいる時間が増えるのだ。毎日毎日、ちょっとした子供の成長を見守る事ができるし、危ない事をしていても、すぐ見つける事ができる。このように愛情をたっぷりもらって育った子供は、優しい子に育つだろう。
 しかし、フランスのように甘やかさず、遠くから見守っている、という教育にも良さがある。日本のような教育だと、将来、面倒くさがり屋に育ったり、甘えん坊に育ちかねない。そうならないためん、小さい頃からのしつけが大切になってくる。例えば、日本の親は、しかっても泣けば許してしまう習性がある。だが、それでは子供はちっとも反省しない。「泣けばいいんだ!」なんていう腹黒い案も浮かんでしまうだろう。しかし、フランスでは、いくら泣き叫ぼうと最後まで許してもらえない。このくらい、厳しくしておけば子供は二度と同じ過ちは起こさないだろう。このようにしつけておけば、ある程度成長した段階で、何が良くて、何が悪いか、という区別がしっかり出来るようになる。
 確かに、愛情をたっぷり注ぐ教育も、遠くから見守っておく教育にもそれぞれ良さがある。しかし、一番大切な事は、「ロバが旅に出たところで、馬になって帰って来るわけではない。」という名言があるように、自分なりの方法で愛情を与え、育てる事なのだ。

   講評   suzuyo

 今月も粒ぞろいの作文が並びましたね。8月も楽しみにしています。楽しい夏休みを!


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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