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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   流行と古典   みかん

 現代社会に生きる我々でも、多かれ少なかれ、古典といわれるものに接するときがある。それは、音楽であったり文学であったりと様々だが、すべて、現在まで残ってきた権威のあるものである。それに対し、流行というのは、今はとてもはやっていても、これから先はどうなるのかよく分からない。何年か前、「山姥メイク」というのがはやったが、今はもうめったにそういう人を見かけない。現代人は、時代においていかれまいとついつい流行を追い求めてしまうという傾向がある。しかし、このまま私たちがますます時代の変化に目をうばわれていると、古典の大切さを見失ってしまうのではないだろうか。
 その対策としては、まず第一に、どういう場合にも物事を根本から考えるようにすることだ。現代のスピードについていこうとすると、とりあえず手っ取り早いところから、となってしまい、何のためにそれをやっているのかを見失ってしまう。私も、「はやりの服ですよ」と店員さんに言われるとつい買いたくなってしまうのだが、以前にそれをして、買ったはいいが全然似合わず結局2,3回しか着なかったという経験があるので、気をつけるようにしている。「はやりだから」買うのではなく、「デザインが好きだから」「着心地がよさそうだから」買うのだという基本的なことも、よく考えなければ見えなくなってしまうこともあるのだ。
 第二の対策としては、学校教育において、古典になじみやすいような教育を心がけることだ。学校教育における古典は、文法・重要語句をひたすら覚えるという、いわば受験のためだけの勉強になっている。それでは、学ぶほうとしては余計にハードルが高くなっている感じを受ける。そうではなくて、普通の読み物として、教養を身に付けるために読むというふうにすれば、あまり抵抗を感じずに古典と接することが出来るのではないだろうか。
 確かに、時代についていく能力も必要ではある。しかし、高みを目指していくには、目の前を駆けていくものに食らい付いていくのではなく、しっかりとした土台に乗ることが大切だ。私たちは古典の大切さを改めて認識する必要がある。

   講評   kira


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